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2009BRM704スーパーアタック奥志賀400kmその3

 

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シークレットPCまで

日差しが差しているのですぐ止むかと思っていたけど、降り止まない。最初は大粒の雨がぱらぱらと降っていたぐらいなのが、段々と本降りになってきた。雷音もしてきたが、近くでは無い。すぐに雨具を身につければよかったのだが、そろそろ湯釜だと思い、そこで雨具を着ようと思っていたので、ずいぶん濡れてしまった。

写真左端に写っているのはランナー。渋峠を脚のみで越えてきたのだろうか? ランナーは他に数人降りてきたが、霧で視界が悪い(=1mぐらいの)ときには危うくぶつかりそうになったことも。向こうも怖かったと思う。ライトを付けて欲しいところだが、自分も登りではライトを消すことが多く、そのときに点灯していたか自信が無い。


湯釜近くのレストハウスの軒下にて取りだしてみたら、いつも通り破けている雨具。とりあえず、ナイロンの撥水半ズボンとレインシューズカバーとともに身につける。するとすぐ後ろを走っていたはずのリュウさんとAJ埼玉ジャージの方が雨具装着済みで通過。やはり、すぐに着ないとダメだよなぁ・・

大雨につき集団で着替え中。この辺りから渋峠まではアップダウンであり、降りの所では濡れた体が寒い! これが標高2000m以上で雨天走行するということか・・ 雨具を着るのが遅れたのが悔やまれるが、暖まれるところの目安はついているのでそこまで頑張ろう。

山田峠? この辺りは震えながら走る。息が荒いのをリュウさんに指摘されたが、その後段々と両手が痺れてきたので、ハンガーノックになりかけていたのが原因みたい。

渋峠到達記念撮影会。自分も撮って貰おう!

自転車が重い。空腹につき、ミニクロワッサンを1袋食べた後、自分も3人ほど撮影代行。

1回目は曇り、2回目は晴れ、3回目の今回は雨の渋峠とだいたいの天気を体験したことになるが、雪の壁の道路はまだ見てない。

県境のレストハウス到着。噛まれたり物を隠されるからガラス戸を開けて犬とじゃれるのは自己責任で、といった張り紙があった。寒いので手持ちの衣類を全て身につける(この時点の服装:インナー、半袖ジャージ、長袖シャツ、アームカバー、雨具上、レーパン、ロングタイツ、靴下、シューズカバー、指ぬきグローブ、ドライバー手袋、ブルベカードを入れるビニールケースで腹を保護)。風圧でさらに破けた雨具を、手持ちのガムテープで4箇所ほど補修。

7月だけど暖炉! ホットドリンクとパン(1個200円)を買い補給。このレストハウス(渋峠ホテル)内には自販機、パンの販売(ここで焼いているのか美味しい)、トイレ等有り。日本国道最高地点到達証明書も購入。確かPHSは圏外。

あいかわらず外は大雨だけど、そろそろ出ないと・・ 走り出すと、やや寒いけど服は足りているみたい。時間を少々ロスしたが、暖まってからスタートしたのも良かったのだろう。スーパー奥志賀林道への分岐あたりに降りてくると雨も止んできた。

途中右側にバイクが多いと思ったらバス停と一体式のトイレみたい。軒下にテントがあるのはいい工夫。

交通量はほとんど無い。

1個目のトンネルは歩道を走る(ここの3連トンネルはみんな中央にポールがあり、自転車としては非常に走りにくい)。2個目のトンネルは歩道が狭いので普通に車道走行。後続車には我慢して頂き、出口で端に寄って片手をあげる。

やや降りのカーブでウェット路面に気をとられていたせいか、スタッフの声で初めてシークレットPCに気付く。草津まんじゅうとコーラ(ボトル半分)を頂く。ごちそうさまでした。

続々と到着。スタッフの方が「あんまりゆっくりしていくと次PCに間に合わない」と話されていたが、このときは実感が無かった。
PC2(須坂)まで

県道や市道部分から林道部分に入る。アップダウンというよりは、長い長い降りのあと長い長い登りという感じの道。そんなに坂がきつくないと思っていたが、普通にファイナルローを使用した(34T*27T)。

木島平村の標識のはずだが、ぶれて読めない。そろそろカヤノ平への左折ポイントのはず。

また空腹になってしまったので灯りの全くない林道途中にて、ミニクロワッサンを一袋補給。そしてブルベでは初使用となる1Wヘッドライトのブラックダイヤモンドを装備。これはずっと以前に買ったものだが、内部にゴムパッキン等が無く、防水が弱いと思い使ったことがなかったもの。が、最近調べ直してみたら生活防水であることがわかり、今回ちょうど雨予報なのでテストのため持ってきていた。結局のところ、ゴールまで小雨に何度かあったがライトは問題なく使えた。なにしろ真っ暗な林道なので、このライトの明るさには大変助けられた。問題は大雨でも使用できるか、という1点。ブルベで使うものだから防水性能は購入上注意すべき点だったが、登山用品店にあったから普通に防水性能が高いと思いこんでいた。

AJ埼玉のサイトにカヤノ平の左折ポイントの写真が掲載されており、そこに載っていた木製の道しるべを見落とさないか心配していたが、その手前に普通に案内標識があり問題なく┫字路を見つけられた。

むしろその次のキャンプ場のT字路が、わかりにくかった。前方のキャンプの灯りがまぶしいせい?で道路のつくりがよくわからない。ここでちょうど追いついた参加者も立ち止まっている。何度かまわりを見渡してから、ようやく道がわかり進む。

この先はワインディングの降りで、とくにブラックダイヤモンドが役に立った。道が狭いこともあるが、1灯で道の両端を認識できたので、安全に降ることができた。EL520×2だけでは、もっと進むのに手間取ったことと思う。とはいえ、グレーチングの箇所が一定確率で隙間があいているので、その度に少し減速して注視しつつ進む。濡れているグレーチングの上で、隙間を避けるときに前輪がすこし滑ったり、ここを無事通り抜けられたのは運もあると思う。


写真では何が写っているのか全くわからないが、街の灯(複数写っているはずなのだが)。前もそうだったけど、ずっと真っ暗な山道を通ったあとに見る街の灯には感動する。人間の世界に戻って来れた感じ。

そして久しぶりの自販機で飲み物補充。シークレットで頂いたコーラはとっくに尽きていたから。無補給地帯が長いことはわかっていたのだから、県境のレストハウスでもっと多く飲み物を補充してくればよかった(観光地価格だとしても)。

一部狭い国道の登りのあとは暫く平地。ときどき小雨だった気がする。やや空腹になってきたが、コンビニによると残り時間が危なそうなのでそのまま進む。ポイントが複数あり、予習が不十分でキューシートを目視しすぎて、歩行者の動きにビックリしたあとは、キューシートの凝視は止まって行う(反省)。予習が十分でルートのイメージができているならキューシートは一瞬見るだけでルートを把握できるのだが、今回は無理。

つづく

記2008/07/11
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