2011BRM507宇都宮400km前半
BRM409が延期されたブルベ、BRM507に参加し、大部分が放射線管理区域レベルである福島県を走ってきました。福島県で生活されている方がこの記事を読んで不快になるかもしれませんが、悪意はありません。
放射能について
自分は放射線物質等に対して危険寄りに考えている(呼吸による体内被曝とか、運動による呼吸量増加とか、走行により静止状態より風を受けるとかで、空間線量×3+飲み食いの体内被曝として計算、モニタリングポストが20m等の高所にあると仮定するならさらに3倍)ため、数日前まで参加を迷うが、結局出走。走って受ける肉体的な被害よりも、楽しさによる精神的利益が勝ると判断。あるいは現実逃避^^;
今回のコースは福島市を通るわけだけど、福島市の公園に注意の看板「利用は1日1時間」 基準上回る線量というニュースで考えると、1時間以上福島市やその他を通る。また福島県の少なくない地域が放射線管理区域(3ヶ月で1.3mSv以上、参考:確実に広がる放射能、福島県内学校の75%が放射能「管理区域」レベルの汚染(1))。今回のブルベは外国人が裸足で逃げ出すレベルであり、コース変更を知らされたACPの方は驚いたことと思う。福島市スタートも用意されており、このブルベは宇都宮400であると同時にFukusima400でもあるのだから。
でもこれはブルベ。参加するかどうかは自己責任。嵐でも雪でも放射線物質でも。福島県の児童が20mSvまで実質強制(参考)されているのとは違い、選択することができる(自分のスタンスは、政府は福島県の子供を疎開させるべき)。世界樹の迷宮風に言えば「君はこのブルベに出てもいいし、DNSしてもいい。もし心の準備ができたのなら、さあ自転車に乗って走り出したまえ!!」だ。まあ、ブルベ参加者は40代以上がメインだし、放射線の影響は少ないとは思う。
土湯峠まで
JRで宇都宮駅まで輪行。上野駅で、一本見送って並んだら、角席に座ることができた。車内で仮眠しようと思っていたが、酔っぱらいの寝ゲロの臭いで眠れず。
宇都宮市街はいつもより暗いかな? 森林公園まで遠く感じた。森林公園に到着し、第2ウェーブのブルベカードを得るが、いろいろ準備が遅れて第3ウェーブに紛れてスタート^^; 鶴CCの頂上でウェストバッグの固定調整をしたため、ほぼ最後尾へ。眠かったから、スタートのクローズまで仮眠してそれからスタートするという手はあったと思う。
しばらく走ってから
へばなさんを捕らえる。ピカピカの新品ママチャリがまぶしい。ハブダイナモとリアディレイラーで以前のシングルママチャリより2kg重量化したとか・・・ ハンドルには痛み対策でタオルが巻いてあった。
だいぶ頑張ってPC1。今日は400kmブルベにしては荷物少なめ。代わりにやや大型のウェストバッグを使用。
眠くなってサドルにまたがって仮眠→Eiryさんが「ベンチあるよ〜、濡れてるのでその先の軒下のほうがいいかも」→軒下で仮眠。
だいたい、放射線が増えようが、それを感じることはできない(感じられるのは20年〜後)。だから今回福島を走って何度も何度も思ったのは「原発事故さえなければ、こんなにきれいなのに・・・」。
福島県へ。
R4から大信方面への分岐の県道。分岐が複雑だったのが、一本道になっていた。ここで迷う心配は無くなった。
かっこいい小学校(熊倉小学校)があったので寄り道。盛り土にシートがかぶせてあったのは除染作業中だろうか。
地震の傷跡。またぐ必要があるひび割れには、黄色っぽい目の粗い砂が詰め込まれて応急処置されていた。
ここは向かい風。
馬尾の滝で水をかぶろうかと思ったが、釣り人がいたのでスルー。
勢至堂トンネル。ここは立ち漕ぎ度2割ぐらいで登る。
異音してた方。聞いたことのない異音だったが、リアのクイックリリースの閉め忘れが原因だったらしい。
福島は今が春なのか、桜や菜の花をあちこちで見かけた。
猪苗代湖。
Eiryさん。なぜかいつも走る姿を撮っていない。珍しく蛍光ベストだから、今回最初に後ろから見た時は別の方だと思っていた。
ここの桜がすごいことになっていた。満開。川岸がほとんど護岸されておらず、自然のままで、かなりいい感じ。
磐梯山は雲がかかって山頂が見えず。
小檜山 隣松院。大きめの桜(ソメイヨシノ?)としだれ桜。近づいて木全体を撮ろうとするとなぜかピントが合わない。
桜の廃駅跡。パノラマ風。PC3の7-11は2008年の宇都宮400と同じだが、今回はママチャリに追いつかれずに済んだ。サイコンのリセットができなくて慌てるが、単に別のサイコンでのリセット方法と勘違いしていただけ。
土湯峠への登りで雨が降ってきた。
峠の廃墟。ここの登りは、すでにお尻が痛いので立ち漕ぎ度5割。
福島市へ。
つづく