2010/7/22富士山散歩その3
もどる
登ってきたとき通過した山小屋を見下ろす。
左側は下山道ではなく、ブル道。
雪。
反対側。
須走ルートの登りと吉田須走下山道は一部重なっているようで、少しわかりにくい。赤(須走ルート)しか無い看板もあって不安になるが、前方に赤黄看板があるので、そのまま進む。
注意してもスリップは防げない。ウォーキングシューズではなく、本格的な登山靴だったら大丈夫なのかも。ダブルステッキで降っている方は安定していた。
この案内板は直感的でわかりやすい。
分岐点。そして下山道最後の山小屋。次の山小屋で飲み物を買おうと思っていたら全然無かったorz この手前で飲み物が切れており、降りている途中で次第に空腹を感じるようになったが、飲み物が無いので結局補給しなかった。
分岐点案内板。下江戸分岐とのこと。
大人数だ。ツアーかな。
いろんな地層が見えるので地学好きには楽しい所かも。
今にも落ちそうな岩。公道での「落石注意」は「落ちている石に注意」という意味だけど、富士山では文字通り「落ちてくる石に注意」という意味のようで恐ろしい。後で知ったけど、休憩中は山側を見ながら(落石を警戒しながら)休憩するのがセオリーらしい。全然やってなかった。
赤土(砂or礫)の地層(=柔らかい)の上に岩の地層がある・・・ なるほど落石注意だね。
下から見上げてみる図。
久しぶりの緑。
だいぶ疎らだけど。
案内板を見つけるたびになんとなく写真休憩。
緊急避難所。
気付いたら晴れ間が見えていた。
久しぶりの太陽。
このぐらいになってようやく転びにくい歩き方を見つけ出した。ハの時、歩幅は左右に広めで歩くと、転びにくい。滑ることが前提で、滑ってもバランスを崩しにくいという感じか。左右に重心を揺らして、ダンシングみたいな感じ。上手くいったと思ったけど、素人考えなのであまり参考にしないようにw
先ほどから見えている植物の根なのか?ずいぶん太い。
下に何かがうっすらと見えるが、よくわからない。
こういう細かい砂もよく滑る。
親子連れの方も多少いて、よく頑張っているという感じ。登山中に体調を崩して介抱されている子供もいた。
最後のパノラマ風。富士五湖のうちどれかが見えた気がする。
自販機を期待していたのだがトイレだけだった。残念。
緑の境目。
というわけで、休まずに通り過ぎる。
対落石シェルター。
内部は砂や小石が多少あるのだけど、その歩きやすさに感動。
シェルター地帯を振り返って。月がでていた。
樹木がいつのまにかあるし。すっかり下界だ。少し走ってみる。
登り返しを駆け上がるのは無理だった。
そろそろ靴の中の砂や小石を取り除こう。スパッツという登山道具があると、これを緩和できるらしい。
見覚えのある建造物。登山道との合流は近い。
往路と合流した所にある警官の詰め所。施設名は忘れた。
石の上に砂が浮いているので、ゆっくりと慎重に降る。
そろそろ夕暮れ。
登山開始時に見落としていた案内板。
戻ってきた! 写真の時間は19:01。下山はもっと楽だと思っていたので、長く感じ、また疲れた。
富士山憲章。
残りの薄皮と200円のAquariusで補給。土産物屋は殆ど閉まっている。電源の停められている自販機もあった。
一息ついた後の夕暮れ。着替えられるところを探すが、土産物屋のトイレには入れない(2階部分が閉店)。富士山5合目総合管理センターのトイレで着替える。ここのトイレは無料で、かつ手洗い場の水が出て驚き!(ただし飲むことはできない) 軽量化もしてトイレを出ると真っ暗。富士急バス乗り場近くの屋内コインロッカーがあり、ここで不要な荷物を預けていくと登山が楽そうだ。バスでは舟を漕ぎながら河口湖駅へ。
いろいろ洗ってすっきりした後、再び7-11で食料飲料を調達して終電へ。大月駅では線路内立ち入りが原因で10分電車が遅れており、終電での帰宅を危ぶんだが、乗りつぎの電車の出発を微妙に遅らせる運用だったのでなんとかなった。JRはこういう点は優秀だ。船橋市内に到着した時点では小雨だったのだが、帰宅途中に大雨に遭いずぶぬれになりつつも無事帰宅。
今回は曇りであり、雨でも晴れでもない、登りの快適さという意味では最高の天気で、条件が良かった。無数に転んだ、というか滑ったけど、怪我も無かった。日射病にも高山病にもならず、登り4時間以内・降り3時間以内と、中央線で行きも帰りもダイヤが乱れた以外はできすぎ。ノートラブルで翌日の仕事に穴を開けずに済んで良かった。今回はうまくいったけど、千葉から日帰りでの富士山登頂は微妙。なにかトラブルが発生したときのために、翌日を開けておくのがよさそう。
富士山登山は登山道が整備され、案内表示も充実しているので、登山と言えるのかどうか微妙だけど、岩場の登りや砂礫の降りは散歩と呼ぶにはハードすぎる。高度による心肺の負担も大きい。
その他
水は2リットルでは足りなかったが、頂上付近でガブ飲みしたからかも。ただし、晴天だともう少しあったほうがいいかもしれない。
帰路は売店が集中しているところが少ないので、必要ならそこで飲み物を買うこと。
5合目、頂上ともにPHS(ウィルコム)は電波通じず。登山道途中では試していないけど、同様だと思う。
陸上用タイツを使ったけど、着替えしやすいレッグウォーマーのほうがいいかも。薄手のタイツは嵩張らないのが利点ではある。
降りはきちんとした靴が欲しい。砂礫の降りがとにかく滑るから。登りはウォーキングシューズでも問題ない、というか軽い分有利かも。
靴の問題が大きいのだろうけど、登りよりも降りのほうがキツかった。
帰宅途中で膝(外側〜前方)が痛くなる。膝痛は翌日まで続く。翌日から翌々日まではふくらはぎの筋肉痛と妙な息苦しさ(高地病ならぬ平地病?)。現在は特に異常なし。
今回持って行った物:雨具上下(下は短パン)、帰宅時用の着替え一式(上下下着と靴下と短パン)、ウィンドブレーカー上下(山では使わなかった)、セイムタオルを含めた風呂セット、醤油小瓶、軍手、帽子、ウェットティッシュ(帰宅準備用)。運搬用にリュックとウェストポーチ(自転車でもそうだけど、ズボン等のポケットに物を入れるよりはウェストポーチに入れたほうが脚を動かすのに楽)。