妻良からは、海(崖下)を望むとだいたい海水客がいた。砂浜が無いような切り立った入り江でも、ボートで浮いてたりした。蒸し暑い中アップダウンを進むと夕日休憩所とティハール。今回はカレー屋へ。
魔の箱根旧道は20km/h程度だろうか?とにかくゆっくりと降る。車には抜かれまくり。普通、カーブの多い降りだと車と同じかそれ以上の速さで走れるのだけど、ここは別。抜かれてもついていけない。道路の造りが旧いのか、前回落車したからかとにかく怖い。延々と降り、あっけなく三枚橋を通過。箱根旧道は1回目は登り直し、2回目は落車、3回目にしてようやく無事通過できた。
小田原や国府津からの輪行の誘惑と戦いながら、祭りの渋滞の中を進む。低地なのでまた暑くなるかなと思ったが、涼しくて走りやすい。途中から流れがよくなり、追い風の中を順調に飛ばす。
走行時間:1:20スタート&22:00ゴールの20時間40分。走行距離:327.56km。ただしブルベなんかだと、少しずつキューシートとの距離がずれていく(サイコンの距離が増えていく)のでそんなに正確では無い。先にCマークに寄ってからコンビニレシートをゲットすれば時間が短縮できるけど、どっちみち総時間は変わらない。
前回の伊豆一周のときの通過タイムは今回に比べて相当に速いが、始めから強い追い風、後半も風がまわって追い風になることがあり、箱根でも追い風だったりと、完全に追い風参考記録。涼しかったのも、あいあい岬の場所がわからずにスルーしたのも、体力を消耗せずにすんだのだろう。今回のタイムが本来の自分の実力w
西伊豆は東伊豆と比べてアップダウンがキツイ。が、交通量が少なく、車もそんなに飛ばしていないので走っていて楽しいのは西伊豆。もちろん景色もいい。既に書いたが東伊豆はキャットアイのある区間が厳しい。今年になって復活したようだが、伊豆ブルベが一時中止になった原因のひとつなんじゃないかと思う。
トリプルクランクに変更し、ファイナルローが34T×27Tから30T×27Tに変わった。これで激坂で存在しない軽いギアを求めてシフターをカチカチすることが減った。ただし一部の坂(石廊崎の小道)では、まだ軽いギアが足りず、立ち漕ぎが必要だった。この前に乗ったブルベはクロスバイクで走っており、28T×32Tの超ファイナルローに比べて物足りなさを感じる。気が向いたらインナーを28Tや26Tにしてみたい。クロスバイクとロードバイクを今まで乗ってきたが、自分はクロスレシオには魅力を感じず、ワイドレシオのほうが合っている。貧脚もあるが、多分頑張りたくないのだろう。走行前に気になっていたQファクターの広さのため、膝の痛みが出るかなと心配していたが、よく考えたらクロスバイクもトリプルギアで変わらないんだった。
TNIの軽量サドルはやはり尻に合わないようだ。輪行後自宅まではオール立ち漕ぎで帰ったw ただし、ボルダースポーツを尻に塗ったのはスタート前の1回のみで、宇都宮600のときのように100kmごとに塗ったわけでは無い。
以前nanさんに指摘されたことがあるが、自分のようにサドルを後に引いている状態でのこの大型サドルバッグは腿に当たる。そして左右に揺らしながらの走行になる。力をずいぶんロスしているような気が・・ 積載容量がより必要な長距離ブルベではシートポストバッグでいいとして、200〜300の長距離では何か別の運搬手段のほうが良さそう。要検討。
西伊豆も東伊豆も怪談が多いらしく、走行中に崖&海のはずの側面から変な音が聞こえたりもしたが、最も怖かったのは箱根旧道。無事通過できて良かった。ちなみに次に怖かったのは東伊豆キャットアイ地帯のスレスレの追い越し。元々鼻血は出やすい体質だが、鼻血がでたのは頭に血が上ったからなんじゃないかと想像w
最後にこのオフ会というか部活動を立ち上げてくれた湘南のmasaさんに感謝。でも、次があるならCマークには寄らないw 小田原か国府津か乗り合わせた電車の終点まで行ってからスタートするつもり。