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2011/6/5 山形からの自走帰宅・・

 
山形〜福島

ブルベはDNFした後が大変。今回は輪行が簡単なロードバイクでは無いし輪行袋も無い。今回は10mmレンチ2本は持ってきてはいたが、再組み付け時用のグリスも無いし、両キャリアーを外すのは非常に面倒なので自走帰宅することにする。ルートも調べていないので、ブルベコースをたどり、PCのコンビニで地図を見てからその先を決めることにする。

走り出すと眠いが、なかなか適当な仮眠場所が見つけられない。仕方が無いので自販機近くで数分間目を閉じたり、歩道に座って仮眠したり(歩道で横になると、通りがかった人に心配されることが多い)。しかし、仮眠が足りなかったようだ。


気がついたら前輪から草の感触。道から外れて草の斜面を滑り落ちる。落ちたところが幸いにも分岐手前で1.5m程下の窪地に、草むらを滑って止まる。けが無し、メカトラもほぼ無し、紛失物も無し。斜面から自転車を引き上げるのが、草で滑って大変だった。それでも今回は運が良かったから、反省できる。

小一時間仮眠しても、すぐに重く眠くなってしまうときは、いつもよりも体調が悪いか、睡眠不足。そういう場合は大変危険だと、どこかの時点でまず認識する必要がある。茹でガエルになってはいけない。気づけたらあとは無理せず、長時間の仮眠をしたりDNFするだけ。もしくは中部1000kmのK島さんのように、押して歩くか。


今回はブルベ中では無く個人サイクリング中での落車だが、ブルベ中のこういうアクシデント/インシデント情報は公開して共有したほうがいい、というのが自分のスタンス。色々な考え方があるだろうけど。参加者に反面教師として気をつけてもらえらば良い。また、自分のサイトにこんな風に他サイトに公開された事故情報をリンクしているのに、自分の情報は公開しない、というのは公平では無い。



閑話休題。落車でアドレナリンが出て眠くはなかったが、ベンチを見つけたので念のために仮眠。

ああ・・

採石場。

キツイ坂が続く。

側溝?を流れる水がうねる音がする。

これまでが鶴CCの坂と同じだとしたら、白布温泉周辺は鶴CCの最後の壁と同じ斜度という感じ。それが続く。

ガードレールと地面の隙間が大きいので、道路端には寄れない。

左側は断崖絶壁。風が冷たい。

ずいぶん高いところに滝がある。


猿・・

・・の群れ。中央にいるのがボス猿のようで、突っ切ったら回り込まれそうになったので、登りだけどダッシュで逃げる。

ママチャリでブレーキの効きが弱いからだろうか、ゆっくり降るKさんとすれ違う。前から2番目のようで、登りがきっと相当速いんだろうなぁ・・

やっと二度目の白布峠。こちらの方は5時間寝たとか話されていた。

曇っていて桧原湖はよく見えない。

登っている時には気にならなかったタイヤ痕。あっという間に降って桧原湖。こんなに短かったっけ?

猪苗代PCだった7-11に到着。クローズから5時間遅れ・・・ 唐揚げ棒を食べるのは今回何本目だろう? 地図を立ち読みさせて頂いたが、関東地方の地図が無いので最短ルートが読めない。結局天栄までもブルベルートを辿ることにする。


磐梯山。

猪苗代湖。

二度目の勢至堂トンネル。登り途中にまた眠くなったので横道にそれて小一時間仮眠。今度は仮眠後は眠くならなかったので走行継続。

元天栄PCの7-11には関東地方の地図が置いてあったで、帰りのルートをざっと決定。国道294を辿る。白河市街で案内表示を見失い、ぐるぐる迷ったが、白河駅の地図を見て迷路から脱出。


やっと関東地方。
茨城〜千葉

また眠くなったので分岐路というか歩道が広くなったところで座って仮眠。少し先のコンビニで休憩してたら雨が降ってきた。雨具を身につけビニール袋で二重に即席レインシューズカバー。きつくて足の爪が痛くなってきたので途中で取る。

大田原市のパーキングエリアのような場所。右奥の大型あずま屋にはベンチ多数。眠くは無いので、トイレで軽量化のみ。

那須烏山のあたりか?

R294のこのあたりは初めて通るが、なかなかいい感じのアップダウン。交通量も走行時は少なめ。

茂木。

益子に入ったらゆるい降り。

この案内板を見て、茂木600のルートを思い出したので、ルートを変更。

本沼パーキングで補給休憩。道の向かい側には自販機もあった。

筑波山。県道14号は結構アップダウンがあるね。

りんりんロードに入ると再び雨。そして嵐に変わる。筑波休憩所で補給&雨宿りをしていたが、降り止まなさそうなので走り出す。ライトの光が雨で拡散して正面が分かりづらいのでゆっくりと進む。ジェントス閃明るいことは明るいのだが、ワイドにすると中心遠方が暗く、ナロウにすると今度は幅が足りない。メガネにつく水滴や油膜もある。また眠くなったので途中のトンネルで座って最後の仮眠。あとは記憶を頼りに茂木600のルートを辿るが、何回かミスコースして戻ったりした。取手に着く頃には雨は降り止んだ。あとは交通量の少なくなった県道船取線を進み、AM1:00頃に無事帰宅。
後日談/メモ

ほとんど単独走行だったわりに、サイコンが無いことによるミスコースは無かった。これはAJ宇都宮の丁寧で詳しいコマ図のおかげだろう。コースの半分ぐらいは土地勘のある場所だったり、珍しく予習をしっかりしていたこともある。

ただし、距離がわからないのは問題ないが、速度がわからないのは問題があった。30km/h速度制限の道路でも正確な速度がわからないというのもあるが、速度は睡魔の把握に役立つから。眠いときは、意識が切れなくても足に力が入らないので、平地無風で20km/hぐらいまで速度が落ちてしまうことがあるが、これは意外と自覚症状が無い。サイコンの速度を見て初めて気づく場合が多い。

虫食いの後は腫れた。喰われた時には痛みは無かったのだが、だんだん痛くなった。

グリップ取り付け時に左右の角度が違ったため、右手の掌が一回目の白布峠あたりで痛くなり、痺れ出す。途中で直そうとしたが、右側のグリップは2.5mm(か3.5mm)のアーレンキーが必要で、携帯工具では調整できなかった。現在、右手の小指と薬指から掌あたりに痺れが残る状態。キーボードを打つのにも支障が無いし、数ヶ月すれば直るのは経験上わかっているので心配はしていない。

今回はレーパンもインナーパンツも無しだったが尻は大丈夫だった。自分に必要なのは肉(タンパク質)らしい。長時間雨が続くブルベだとわからないが。

今年は去年に比べると走り込みが足りないので、クロスバイクでの宇都宮600kmは無謀だったかもしれない。多少パーツを換装する必要があったり、普段さぼっているメンテをしないと長距離を走れるようにならなかったりするので、クロスバイクでのブルベは準備に時間がかかる。前もって準備しておかないと、仮眠時間が無くなる。来年はどうしようか?

メモ:S富谷┣右→S╋右(左奥シェル石油)でR50

記2011/6/11
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