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2008BRM802宇都宮600kmその2

後半

サイクルスポーツセンター近くで祭があるらしく、出店が出ていたり人通りが多い中、ときどき止まって歩行者を車をやり過ごしながら進む。


「帰路」の看板がコース上に複数あったが、これはAJ宮城が設置したものだと勘違いしていて、ちょっと迷いかけた。もちろんこれは祭からの帰路という意味で、おそらく名取市が設置したもの。だが、ブルベコースとけっこう重複していた。

ポイント80&85の目印のWEBMAKERさん。

松並木の道(岩沼海浜緑地の辺り?)でへばなさんとすれ違う。


ポイント94。この前は気付かなかったが小石が浮いている。

亘理大橋より振り返って。あれ?さっきの歩道が橋まで続いていたのかなと撮影。歩道だけに路面が荒そう。

同地点より。

中州が多いね。

海側の中州は鳥で埋め尽くされていた。

雑草のように生える紅花?

ポイント100。

福島県へ戻る。途中祭?で交通規制があったが自転車は通行可。交通規制が解除される車との合流地点では制止されたので一時停止。車と交互にいれてもらう。

相馬の港か。大きいクレーン。

PC7ではsakakazeさんですか?と話しかけれる。その方(nanさん)もEscapeでプルベを走っていたけど、ロードバイクを買ってしまったので今日はロードだとか。


相馬市の外環道路のどこか。1日目は雲が多く、8月に自転車走行するという意味では実にいい天気だった。ときどき小雨が降ったし。

そして中村街道へ。相馬は昔は中村と呼んでたみたいだが詳細不明。最初は田んぼ沿いの緩やかな登りが・・

だんだん渓谷沿いのきつい道になってくる。アップダウンではなく、単独の長い登りとしては今回のブルベ中でいちばん長くきつかったように思う。ママチャリで越えるような坂ではないことは間違いない! はずなのだが・・w

日も落ちた。結構登ってたつもりでも、左側から聞こえてくる流れの音量の大きさが、まだまだ坂が中盤であることを物語っていた・・

途中から傾斜がゆるくなり、山頂かなと思ったが、しばらくはゆるいアップダウンが続いた。その辺りでいい速さの集団に抜かされたので少し後ろをついて行く。

久しぶりの自販機を見つけてドリンク補充。ここはきっとたくさんのブルベライダーが寄ったに違いない。ここより降りが本格的に始まる辺りまで、自販機がちらほら見かけられた。

中村街道の降りは、交通量が少しあったので車に後ろにつかれるとけっこう恐かった。また、眠くなってきたのであたりめを噛みながら降る。登り返しを過ぎるとPC8へ到着。ここの降りでけっこう眠かったので、ここではコンビニの壁に寄りかかって座り30分ほど目を閉じるが、結局眠れなかった。寝るときは完全に横にならないとダメみたい。起きたら久しぶりのおいちゃんさん。blogを読んだことのあるばっちゃんさんに初めての挨拶をしたのちに出発。


去年の宇都宮600で通った国道399との合流地点。古めの橋で風情があったのを覚えていた。去年は伊達でDNFのため、ここから小野までは未知の領域(途中からは去年の宇都宮400で走っているけど)で新鮮ではあるのだが、眠気が強まってきて「あたりめ」も効かなくなってきた。意識が切れはじめたので、蛇行する前に仮眠しなければ!と探すがいいところが無い。適当に横道に入ってみると運良く神社があったので境内にサバイバルシートを敷いて横になる。多少虫に食われたり、意外と車と人の通りがあり眠れない。40分ほどで切り上げて出発する。

ここで問題発生。仮眠後には一定確立で便意が発生するのだが、トイレが無い!


コンビニや公衆トイレが無いかなと探しながら進むが、結局トンネルを越えてしまった。

長く感じられる時間を経て道の駅とうわの案内表示を見たときは神かと思った。これはそこの公衆トイレ。24時間使えるトイレがあるって素晴らしいね♪ 命の危険があるから場所を選んでいる余裕が無いことも多いが、仮眠の基本はトイレがあるところだよなとしみじみ思った。

さすがにトイレに寄った直後は眠くなかったのだが・・・ そのうちまた睡魔が押し寄せてきたので、自販機のところで5分ほど目を閉じる。自販機の光に集まる虫を食べるためにカエルがたくさん張り付いていて、ときおり素早いジャンプと舌使いで虫を吸い込んでいた。この写真内に4匹カエルが写っている。

あいかわらず眠いままアップダウンを進むと、仮眠にちょうど良さそうなコンビニが! そこに寄ったとたん、たまたま曲がっていった参加者がいてここがポイント119だと知る。案内表示を見落としていたので、ミスコースせずに済んで超ラッキー。1人だったら直進していたよ。建物の裏にスペースがあったのでそこでひと眠り。仮眠時間は気にしていなかったので不明。

走り出すと、これだけ仮眠しているのに睡魔が無くならないことに驚く。調子が悪いのだろうか?、それとも夜スタートの600kmだと普段なら十分な仮眠時間ではとても足りないのだろうか? さすがにこれ以上仮眠するのは気が引けるので、歌で乗り切ることにする。以降、他参加者とすれ違うとき以外は小野のPCまでずっと歌いっぱなし。いつの間にか睡魔が無くなっていた。

そういえば途中で寒くなった時間帯があった。真夏のはずなのに。帰宅輪行用の着替えを着るのは嫌だったので腹にビニール袋を入れたのみだが、膝が冷たくてニーウォーマーがあればと思った。とはいえ、これ以上はシートポストバッグがぱんぱんで入らないか。


風越トンネル。宇都宮400で通ったときはここからの降りの舗装が工事中でガタガタしていた気がする。

PC9。2度目の小野ミニストップ。ここまで食べたのが薄皮あんぱん、薄皮コーヒークリームパン、ウィダーインゼリーの3種類と持参してきた塩飴だけだったが、とうとう我慢しきれずコンビニで食事(確か、冷やし担々麺)をする。つゆの塩分が美味しくて飲み足りない感じだがリフレッシュした気分。以後は再び自転車上での補給に戻ったので、このときの記憶が鮮明だったからか、ブルベ後はそば系を食いまくった。スタッフのBさんがものすごく眠そうだった。

ミニストップ入口の猫。

途中反対側から来るブルベライダーがいて、最初はミスコースかなと思ったけど、宮城ルートの参加者だったと思い至り声を掛け合う。これは最後にすれ違った方。

そして石川広域農道へ。アップダウンの始まり。ここは去年の400kmブルベで強烈に記憶に残っている難所だ。だんだんと夜が明けてきた。

おいちゃんさん達3人組を(かなり頑張って)抜いて撮ってみるが、ちょっと離れすぎたみたい。「ぼくらの分もがんばって〜」と声をかけていただいたのは、ばっちゃんさんだろうか?

ポイント130。けっこう凄いところに小学校があるな・・・

そして山登り。これは来た道を見下ろして撮影。今までのアップダウンではなく、ずっと登って稜線上の道になる。ちょうど一緒になったブルベの常連さんとこの山登りについてぼやき合う。

登りきったら稜線上のゆるやかなアップダウン。そして前半と同じようなアップダウンが始まる。

ポイント140。ここは去年の宇都宮400で迷ったところなので撮っておく。迷ったというよりは、眠りきった頭で理解できずにうろうろした感じ。

ポイント143の手前。古風な感じのパチンコ屋のタワーがある。

この橋を渡ったら、次のPC10はもうすぐ。

PC10では買い物をする前に、前回同様多目的トイレに寄る。トイレ内の水道では温水が出ていた。前回もそうだったっけ? 顔も洗って少しリフレッシュ。


トイレの近くにあったツバメの巣。

塙から川山まではけっこうアップダウンが有り、疲れている体にこたえる。

最後のPC11に付く頃にはすっかり暑くなっていた。そして最終区間へ。暑かったせいもあるけど、そして向かい風だったこともあるけど、疲れ切った状態で走る八溝グリーンラインがこんなにきついとは思っていなかった。今までの400kmブルベの終盤で走ったときにはまだ余裕があったのだ。平地でも20km/hぐらいで距離を詰めていく。

途中で食欲がない&食べようとすると吐き気がするけど、無視して薄皮コーヒークリームパンを食べるというか流し込む。食べられるかどうかは食べてみればわかる。今回は食べられた。


ポイント162。この角度では変速的な交差点の様子がいまいちわからないな、覚えていたらまた撮ろう。左斜め前が進行方向。

上半身がバキバキに痛くて下ハンが使えないまま、八溝グリーンライン→白沢小歩道橋への登り→サンヒルズCCへの九十九折りと道を辿る。最後の鶴CCの坂は最後なので下ハンを使用。どっちみち立ち漕ぎしないと登れないんだけどね。鶴CCの激坂を撮る余裕があるはずも無く。


そして森林公園へ。

サイクリングターミナルまでの最後の登り。そしてゴール。
ゴール後

エアコンが効いた休憩室は快適。今回は途中でアイスを食べなかったので、1Fでアイスを買い食べる。帰宅後にも2本アイスを食べた。洗えるものは洗って、ひと眠りして、清涼飲料を2本飲んで、腹減ったなぁ、そこの食堂でそば食べようかなとふらふらしていると、ひょっこりとへばな氏が到着。


最後の階段を上るママチャリライダー。ゴールまでは残りわずか。

このママチャリのハンドルはほとんどフラットバーなので余計長距離がきつそう。600kmを普通のママチャリで認定完走か・・・ 同じコースを走ったからなおさら凄く思える・・・ 距離もそうだが、中村街道の坂や石川広域農道はママチャリで走れるようなところではない。・・・普通なら。

強力な尾灯2つに反射剤が3つ。スタッフのS氏の次に、ちょっと試乗させて頂く。自分にはサイズが小さかった。いろいろ話したのちに見送り、多少準備をしたのちに自分も出発。東武日光線で帰るつもりだったが、下調べをしていないのでまずは鹿沼駅をめざし、そこの地図をたよりに北鹿沼までいくつもりだった。

途中で、へばなさんがヘルメットから帽子に装備変更しているところに追いつき、鹿沼駅の前までご一緒する。ギリギリ10km/hしか出ていないことが、今回のブルベの壮絶さを物語る・・・

その後、へばな氏の助言の通り北鹿沼駅ではなく新鹿沼駅のほうを目指す。JR鹿沼駅の地図をみても北鹿沼駅への道はよくわからなかったので、どちらにしても新鹿沼へ向かっていたとは思う。途中迷ったり、コンビニでメシを食べたりして、輪行袋に自転車をつめてホームに入ったのは16時過ぎ。特急は満席で、30分以上待って区間快速に乗り帰宅。東武動物公園駅からは本数も多く、船橋には東武野田線が通っているので千葉から宇都宮ブルベへ参加するのに東武は案外便利かもしれない。料金もJRに比べてずいぶん安い。20時過ぎに帰宅し、今回のブルベは終了。スタッフの方、参加者の方、お疲れ様でした。


記2008/08/05 更新2008/08/09
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