トップ記事一覧>ここ

2008BRM705宇都宮400kmその3

PC5:ミニストップ三春バイパス店まで

PC4到着前に真っ暗になっていたため、以降は明けるまでナイトラン。街灯が無いところでふと上を見上げると、さすがに千葉とは比べものにならないくらい星空がきれい。

単独走なこともあり、いきなりスタート後のポイント46で迷いそうになる。100m走っていないが、角度的に怪しい交差点。キューマップの距離が0.1(100m)ってのは、最小単位だからそれ以下もあるよねってことで、そこを曲がると正解。完全に予習不足(今回は方角を書いて来なかった)だが、まだまだ経験不足だとも言える。ポイント50手前の交差点でも、ここ真っ直ぐでいいのかなと不安になったりしつつ進む。

ポイント54の公衆便所では結果的に大休止。今回は石けんをもっていたため、いろいろ洗ってスッキリ。特に異臭を放つグローブを洗えたのは良かった。もちろん、洗面台に飛び散った泡しぶきはセイムでぬぐうことを忘れない。

ポイント57の辺りでブルベ参加者を抜こうとしたらへばなさん! 先ほどの大休止中に抜かれてしまった模様。車が全然通らないので、しばらく併走して話ながら進む。ずっと話ながら進むと眠くならないんだろうけど、一緒に進むとPC滞在時間の差で置いていかれるし、ゆっくり走って結果的に休憩できたので先行する。ブルベという非日常の中にママチャリという日常的な自転車で参加されていることが、いつになく非日常さを増しているのは気のせいだろうか? 今回のブルベは実に楽しいw ママチャリに追いつかれ、追い越されてしまうブルベなんてそうそう無い♪


ポイント59。┫だが実際には道なり左折でOK。ここは歩道が立派だったからはっきり覚えていた。この前後区間は、去年の宇都宮400kmの往路ルートなので、何カ所か覚えており懐かしくなる所があった。例えば、ポイント58は去年は路線橋途中の要注意右折ポイントということで、はっきりと覚えていた。

間もなく次PCへ到着。さすがに仮眠している方もいる。が、背中に迫るへばなさんのプレッシャーが途切れないw 気分はシャアが来る。 急いで腹にパンを流し込んだり、ステムバッグにパンを入れたりしていると案の定ママチャリ到着!


!? へばなさん、なんとコンビニ入口から自転車まで走ってます! なんて熱いブルベなんだろう。まだ口の中のパンを急いで飲み込み、同時にPCを出発w
PC6:ファミリーマート道の駅はなわ店まで

自転車と服の差でいちおうは先行してみるものの、最初の10km程のアップダウンを越えたら眠さがピーク。アイスコーヒーによる微弱な抵抗もここまで、歩道で大の字になる・・・が、3分程すると、親切な兄ちゃんが、トラックを止めて歩いてきて訛りのある優しい声で「大丈夫ですか?、救急車呼びましょうか?」。「寝てるだけです、大丈夫です、すいません」と解答したと思う。この兄ちゃんの素朴な親切さに感動しつつ、場所を選ばずに寝てしまった自分を恥じつつ走り出す。別の仮眠場所を求めて。

今度はちょっと通りからは見えないところで40〜50分程仮眠。ブルベ参加者が通り過ぎるロードノイズを聞きながら、うつらうつら。地面があったかいので、サバイバルシートは使わずにすんだ。

起きてから走り出すと間もなく他blogで東山の坂と呼ばれる地帯へ。この呼び名は今回のアフターブルベで初めて知った。去年の宇都宮400時には聞いた記憶が無い。確かに地図で見てみると、最も標高が高くなるあたりに東山という山があった。けっこう長い登りで、この辺りでたまに蛍を見かけた。


東山の坂の頂上。ここから長い降りの後に石川町へ。幸いにも霧が出ていなかったので、道の端を見落とさないように道路の真ん中らへんをキープして降る。自動車とは殆どすれ違わない。

石川町の川沿いの道。写真正面方向から降ってきた。去年の400kmブルベでは古風で綺麗な町並みだなと思ったところだ。

石川町商店街。左側にセブンイレブンの看板が写っているはずだけど、ブレすぎて分からないw

ポイント77・左折。この直前でスタッフの車に抜かれ、速度を落として先行したのちにウィンカーを出して頂いたので迷わずに済んだ。1人だったら危なかったかも。これは引き返して撮影したもの。次からはこの街灯が目印になるだろうか? 正面からの道には停止線がある。

国道118号に入ると、なんだか明るくなった感じ。点々とあるコンビニを見ると、仮眠or休憩中のブルベ参加者がちらほら。間もなく次PCへ。まだ夜は明けない。


PC到着後、なんかオブジェがあったので撮ってみる。スタッフによると、去年はケロロ軍曹がいたとか。余裕がなかったから覚えていない。

右側がPCのファミリーマート、左側が空調の効いた休憩所でトイレもある(今回は寄ってないけどあったはず)。それとは別に、写真枠外左側にもトイレがある。休憩所では参加者複数名が仮眠中であり、なんだか死屍累々といった感じだったw 去年は石川広域農道を越えてやっとたどり着いたPCであり、今回宇都宮スタッフがルート選定時に「ついでに」石川広域農道を入れて無くて本当に良かった。

ボトルが満タンなのに買いすぎてしまった飲み物をGIANTのS氏に貰っていただき、最終PCへむけて走り出す。

PC7:セブンイレブン那珂川馬頭店へ

仮眠したはずなのに、走り出すと眠くて仕方がない。例によってアイスコーヒーを飲んだが、睡魔の強さが変わらないため、適当なところで30分仮眠。既に地面は暖かくは無かったが、今回もサバイバルシート無しで仮眠。だが、寒くて眠れないということは無かった。起きたらずいぶんと空が明るくなっていた。


久慈川。

道左側のきれいな公衆トイレ。手前にもう一箇所あったので、ここは二箇所目。さらに先には女性専用有料トイレなるものもあった。公衆トイレが充実していて実に助かる。

ポイント88・右折。登り有り。

大子広域公園近辺は霧が出ていたが、もう明るいので困らない。

善知鳥峠と同等かそれ以上にゆるやかな峠道を越えて栃木へ。

馬頭の町が小綺麗なのは、こうやって掃除をしている方々がいるおかげなのだろう。去年埼玉600DNF後の迷った時に無事に駅までたどり着けたのは、いわきでも早朝にこういった方々がいて道を尋ねることができたからだ。

ポイント94の目印モービル。まだ直進。

ポイント95・左折。中央右上には目印のスーパーマルヨシの看板。ここを曲がるとすぐに最終PCへ到着。去年は誰もいなかったが、今年は参加者がたくさんいて心強い。GIANTのS氏も到着して来たが、ディレイラーの不調で落車してしまったとか・・
ゴール:宇都宮森林公園の東屋まで


確かポイント101手前。ポイント101の変速十字路は去年、どの道を進めばいいのか考え込んだポイントであるが、さすがに今回は(そんなに)考え込まずにすんだ。県道25が優先道路で、右側の2本ある道の奥の方(登り)を進めば良い。・・・写真撮ればよかったな。

八溝グリーンラインの登り。ここがけっこうきついアップダウンなのは去年さんざん思い知っている。そしてまだ続くことも。

八溝グリーンラインのトンネル。

阿久津大橋で鬼怒川を渡る。

信号先の直登りを登り切った先の信号が、ポイント108。写真だとわかりにくいけど、けっこうきついよ〜♪

目の前の山並みに向かって進むと、もれなく九十九折りの登りが歓迎してくれます♪

そして鶴CCの壁! 去年の宇都宮レターには坂ではなく「壁」という表現になっており、すっかり覚えてしまったw 確かにブルベのゴール間際のこの激坂は壁と呼んでも差し支えない。これはその壁の頂上にて足つきしての写真。あとは少し降って、東屋まで少し登って・・・ すると降りてきたへばなさんとすれ違う。最後に挨拶ができてよかった。そしてゴール。最終区間は下ハンを多用してがんばったので、すっかり疲れてしまった。

ゴールの東屋。

TCR。

その後は、石けんでいろいろ洗ったり着替えたり。眠気はあまりないのだが、頭が働かないので、せっかく参加者やスタッフの方といてもほとんど話せない。GIANTのS氏がけっこう遅れてゴールしてきたが、落車時に打った手が腫れ上がっていた。もう少し時間を潰して一緒に駅までいけばよかったように思う。帰りは宇都宮駅から輪行したが、輪行袋に自転車を詰めるのに非常に手間取った。

それにしても宇都宮駅までの道がきつかった。去年もそうだった。これは、暑く、路肩が狭く、交通量と信号が多いから。宇都宮は環状道路は非常に発達しているが、市内中央に至る道は狭い道が多い。疲労から速度が出せないので遠慮して道の端っこを走っていたら宇都宮駅に行く路線バスに幅寄せ追い越し(ブレーキをかけないとぶつかる)をされたので、その後はバスの前にまわったのち、白線右側30cmできっちり自転車をアピールして走行。どなりつける気力なんて残ってない。やはり端に寄りすぎると、車が中途半端に追い越せてしまえる分危ないようだ。でも次からは鹿沼駅を使おうかな。東北本線は湘南新宿ラインで赤羽までいけばいいものの、寝ぼけてかなり手前で乗り換えてしまったため、帰るのに時間がかかった。電車の中でもかなり船を漕いだが、15:00頃帰宅してからは本格的に爆睡。

今回ブルベに初投入したアイテムの感想
ジェイフィット(ハンドル)
 TCRの初期ハンドルよりも下ハン時のブレーキが2mm近くなり、下ハン時のブレーキングが実用レベルになった。ブラケットの位置をもう少し下側にすればもう少しブレーキレバーが近づくと思う。バークランプ径がオーバーサイズから26.0になったためステムも同時に交換する必要があったが、クランプまわりが平坦になったため、ライト類を直接取り付けることができるようになった。オーバーサイズのハンドルだとクランプ部分が盛り上がっているため、今までは日東の便利ホルダーを使用していたが使う必要が無くなりスッキリした。
 ハンドルの肩からブラケットにかけての部分が前下がりで使いにくかったのが、水平になり持ちやすくなった。ショートリーチになったため、持てる部分が奥のほうになったが、それによるストレスはなぜか無い。
 オーバーサイズでは無くなったが、剛性の違いが気になるほど豪腕でも無く。
ステムボックス
見た目は安っぽい。ミニ羊羹なら4本、薄皮ならギリギリ2個入れられた。もう少し大きめサイズのがあれば、より便利だと思う。ステムの上にセットするので、ダンシング時に膝があたらないのはいい。
魔法瓶ボトル
ブルベで使用したのは確か今回初めて。保冷力は、氷を入れた保冷ボトルにやや負けるぐらい。今回、けっこう暑かったけど熱中症にならなかったのは、このボトルのお陰かもしれない。金属のボトルケージだからか、時々軋む。内容量は500mlに少し足りない。
塩飴
近所の100円均一でふと購入。意外と甘い。途中で舐めすぎて塩辛くなった。これも今回熱中症を防ぐのに役立ったかもしれない。
記2008/07/13
トップ / ページ先頭 / BBSに何か書く? / Copyright (C) 2007-2014 sakakaze
inserted by FC2 system