前日までずっと出走するかどうか迷っていた。前々日までの天気予報では開催日及びその前後日ともに雨、岩手宮城地震後の大きい余震の可能性、山間部を走行することもあり梅雨と地震で弱くなった土壌に余震が止めをさし大規模な崖崩れに遭遇する可能性、千葉からの交通費の高さ(新幹線輪行3時間1万円越えor鈍行輪行7時間の二択)、輪行袋も買っていない・・・ 出走しない理由は沢山あったが、一方でせっかく確保できた休みを無駄にしたくないという思いと、踏み入れたことのない宮城&山形への期待の間で心が揺れ動いた。
だが前日の天気予報で山形が曇りor晴れと変わったので本格的に準備開始。土曜の終業後にあわてて準備の残りをすることに。なにしろ前日まで出走を迷っていたため、コースの予習以外はまともに準備をしていなかったのだ。まずはちょっと離れた自転車まで輪行袋を買いに行く。往復で1時間弱掛かってしまった。前回の千葉600で消耗したフロントのブレーキシューを交換し、リアはアジャスターで調整。いろいろ準備し結構ギリギリで家を出る。キューシートをラミネート加工する時間が無く、紙のままだったため後で困ることになるのだが、その話しはまた後で。 むぅ・・! なんてこった、単3アルカリ電池の在庫が無い! まあ仕方がない、300kmブルベだしなんとかなるだろう。
雨の中、JRの最寄り駅に着き急いで輪行袋に詰めようとするが、なにしろ初めての輪行袋なので手間取る。なんとか終電3分前に輪行袋に詰めて電車に乗る。それにしてもおろしたての輪行袋が雨輪行なんて・・・w 明らかに担ぐのに支障があったので電車の中でバンドをはめ直す。これも慣れが必要だな。
秋葉原→上野→新幹線で仙台と乗り継ぐ。以前静岡ブルベの新幹線輪行時は終電新幹線の自由席が少なくて大変に混雑したが、東北新幹線は良心的で自由席が多くて良い。仙台駅で名取まで乗り換えようとしたが、そのまま駅の外に出てしまう。どうやら中央改札から出なければならなかった模様。まあ仙台からの道も下調べしてあったのでここからは自転車でGO!
とはいっても宮城県はスーパーマップルを買っておらず、GoogleMAPを印刷したものしか用意していないので方位磁石を頼りに適当に進む。
途中いつのまにか北東方向に進んでいたので引き返したり、やけに工事が多い中適当に進んでいくと・・
今回は寝袋&テントを持ってきてなかった(修理してない)ので、近くの公園でレスキューシートで仮眠。途中雨が降ってきて顔が濡れるがまあ気にしない。そんなことよりも空腹。でも途中にあったローソンまで戻るのは面倒なので朝まで我慢する。
検車は前後ライトを点けて、ベルを鳴らすという方式。実際に使えるかどうかをチェックする。