PCを出てすぐのポイント91で自転車に乗るときに脚が滑って転倒。手足が長袖なのでかすり傷でそれほど痛くもないが、右腕にアザができていた。これは眠かったからではなく単に不注意。
利根川を越えると眠気が激しくなる。眠眠打破が全く効いていないようだ。試走時もPC5で眠眠打破を飲んだが全く効かず、かなり粘ったが結局寝てしまったので、今回は大人しく睡魔にやられることにする。適当な施設の駐輪場にてサバイバルシートにくるまり、1時間後にアラームをセットして仮眠。・・・だが眠れない。足下が妙に寒いなと思ったら風でめくれている。眠りかけて寒さで目が覚めてを繰り返し、ようやく左右反対に折ってくるまればいいことに気づいたときにはもう体が冷え切っていた。今まで気にしなかったが風向きは大事だ! 眠いことは眠いのでそのまま横になっていたが、一度冷え切ってしまうとサバイバルシートにくるまっていても暖かくならない。眠い頭の片隅でこれはヤバイなと思い至り55分目ぐらいで眠りを切り上げて出発することにするが、起き出すと急に便意が! ヤバヤバヤバ! 急いでサバイバルシートを畳んで出発。トイレを求めて!
しかしこんな一面田んぼのところにコンビニがあるんだろうか? なるべく立ち漕ぎでケツを刺激しないよう頑張ると・・・あった! よくぞ保たせた、俺の括約筋よ!
途中変なワンボックスがいて危なかった。元々止まっていたがブレーキランプ点灯のまま5mぐらい進んで停止。なんとなく怪しさを感じて減速し、追いついたので抜こうとしたら急に右ウィンカーを出して曲がってきたので、急ブレーキ! ブレーキが泣いた音に気付いたからか曲がるのを止めた。居眠り運転か、右折ポイントを探して迷っていたのかわからないが危ないところだった。驚きと呆れでわざとらしくため息をついて通過したが、怒鳴りつけるべきところだったか。
この辺りでサイコンの距離計測がストップしていることに気付く。どこかでの写真撮影時にマグネットを曲げてしまったようだ。試走でコースを覚えていたことにより、キューシートもサイコンも殆ど見ていなかったことが徒になった。キューシートとの差、約30km・・・ まあいいや、試走で走った土浦までは何とかなるだろ、ということで進む。天候が変わったせいか、いつのまにか向かい風が追い風になっていた。
PCにつくとスタッフのS氏と(氏が用意した)布ベンチに寝ている参加者。ああ、ここで寝ればよかったなぁ。トイレもすぐ近くにあるし。PC閉鎖時間まで1時間を切っており、けっこう遅れてしまった模様(リザルトによると一番最後の到着だった)。
三日月の下、キューシートを真面目に読みつつ水戸方面へ進むとだんだん夜が明けてくる。台地の上を進む感じだが、アップダウンはそれなりにある。
途中で横側から参加者が!ミスコースかなと思っていると、DNFするのでもてぎで伝言をよろしくとのこと。DNF連絡しようとしたらブルベカードに電話番号が書いてなかったと言っていたが、後で見てみたらそんなことは無かった(謎)。名前を覚えられそうにないのでPHSでメモ。膝を痛めたのでこのまま常磐線で帰るとか。
ポイント126からの国道123号は、休日の早朝だったこともあり交通量が少なくて助かった(試走時は平日の朝だったので交通量が多かった)。途中、道の駅かつらに寄りトイレ&補給&歯磨き。国道を離れるといよいよ茂木が近づいてきた感じがする。
栃木県(=茂木)に入ったところの看板は試走時に撮ったので撮影省略。
道の駅にはL'ALさんとHさんとシュラフで気持ち良さそうに寝ている参加者。DNFの参加者のことを伝える。健康ランドへ仮眠しているグループがあるみたいで順位的にはけっこうもりかえしたみたい。だが、これから向かい風であり、複数の峠が待っている。晴れたのは良いが、あまり暑くならなければいいなと思いつつスタート
仏峠(仏ノ山峠?)までの道は比較的なだらか。まだ朝であることもあり快適に進む。登りはなぜか追い風で、峠を越えてから向かい風が始まる。道横の畑からはことごとく湯気が立ち上っていたが、これは撮ればよかった。
道祖神峠の降りでは視界が広がっていい写真が撮れそうなポイントがあったが、急坂を降るので精一杯。峠から最初のセイコーマートで「ブルベですか?」と先客のサイクリストに聞かれたので、今回のコース等を簡単に説明。2リットルミネラルウォーターが100円ちょっとと安かったので、ボトルに補充した残りでグレーチングの上にて歯磨き&頭から水浴び。ちょっと冷たすぎて心臓に悪かったので休み休みね。途中、いちご狩りかなにかの観光バスから降りる客のために交通整理をしていてちょっと渋滞。そして不動峠へ。
PC8に到着。けっこう暑かったが、アイスを食べてしまうと足に根が生えてしまいそうで我慢する。それとは別に眠くなってきたのでここで少し寝ていけば良かった。到着時は参加者は誰もいなかったが、少ししたら何人か到着してきたことだし。
土浦に向かって走り出すとすぐに眠くなりそのため速度が出なくなった。あまりの眠さに途中のコンビニに駆け込み今回3本目の眠眠打破。うっすらと効いてきたのかだんだん眠さが収まってきたが、カフェインで気持ち悪くなるし、暑さと向かい風と裏道の交通量で士気がた落ち。しかし、試走時にDNFした所までたどり着き、これから先が未知のルートなのでモチベーションが復活する。
しかしいきなり迷う^^; ポイント171は市道を左折だが、自分が曲がろうとしたのは案内標示のある県道であることに気づき、引き返して曲がる。キューシートの距離が間違っているのではないだろうか?(実走してみないとわからないが、ポイント170、171の区間距離は0.4、0.4ではなく、0.3、0.1ぐらい?)
土浦−若草大橋間はりんりんロードや筑波山に行くのに何回か通っているので、知っている道もけっこう多い。しかし下久野から先は再び未知の世界(いつもはここを直進して帰っている)。竜ヶ崎では前ポイントからの距離を測っていなかったので不安だったが、迷わずにルートをたどれた。左側に大きい公園があったので、頭を洗うと気持ちよかったかもしれない。区間距離に気をつけてルートを辿るが、県道の案内標識が見つけられなかったり、狭い道を通ったりするので結構不安。この頃になるとケツが痛くなってきた・・
いつもは印旛沼CRへ行くために左折してしまう所を直進して甚平沼へ。近場なのに初めて甚平沼を見たよ! 暑さとケツの痛みで余裕が無く、沼は取り忘れ。
山田橋から坂を降るとすぐPC8。ここは印旛沼CR山田休憩所のすぐそばにあるので他のローディーもいる。ここまで来れば残りわずかだが、苦手な暑さと眠眠打破の飲み過ぎにより気持ち悪くて食欲が無いのと、ケツと股の痛さと、なによりもDNFしてそのまま近道で帰れる誘惑で、弱気にDNFを検討・・・ 印旛沼CRは最も近いサイクリングロードでけっこう走っており、心理的にここは隣町みたいなだけに、シャワーと布団の誘惑が厳しい。しかしここまで来た以上は完走したい。心は揺れる・・
どちらにせよ眠くて気持ち悪いので、日陰に座り、ガリガリ君パイン味で体を冷やし、とりあえずのウィダーインゼリーを流し込み、そのまま30分目を閉じる。
zzz・・・(レーパンだとちょっと足が寒いな)zzz・・・(もうさっきのAJ埼玉の人は出発したんだろうな・・・)zzz・・・ 特に眠れたわけではないのだが30分後目を開けると空腹感とともに少しモチベーションが戻ってきていた。薄皮あんぱん等を腹に詰めこみ、不動峠の赤い自転車の方と入れ違いぎみに出発。シャワーと布団は少し惜しいけどw
PCを出るといきなり路肩のない道。すぐ隣のCRを通るときは、この道は通りにくそうだなと感じていた道だ・・・ いきなりモチベーションが低くなるw 外側に寄りすぎると車がギリギリ追い越してきて危ないが、少し内側を通るようにしたら多少改善された。
一応ゴールに向かって走り出したはずなんだけど、心に迷いがあり集中力が足りなかったのだろう、佐倉の踏切手前で右足をビンディングから外すときに痛めてしまう。クリートが外れない角度で足首を強くひねってしまった。最初のうちは大して痛くなかったのだが・・
佐倉市街は路肩が狭めで走りにくいが、国道51号を左折してからの新しい道はなかなか通りやすい。下の写真はその新しい道の終わり際。
ポイント209近くでは漫然と走っていたため、手前の案内標識を見落としY字のどちらに行けばよいのかわからなくなる。標識を見るためにUターンしたら、右側が東金方面とのことで、八街の台地の上の真っ平らな道を進む。ポイント216の誉田東小前も、交差点名を見つけられず自信がなかったが、合っていたようだ。(手前に似たような名前の信号があった)
この辺りもわりとアップダウンが続き、向かい風ということもあり、腹が減ってきたのだが、前PCで予備補給食を買い忘れてしまった。近くにコンビニがあるような雰囲気ではなく失敗。この先にはうぐいすラインのアップダウンもあるというのに空腹というのはまずい。すると勝間交差点に自販機があったため、ゆっくりとコーラ休憩。うぐいすの急坂もゆっくりと登ればなんとかなる。まもなく最後のPCに到着。
PC到着時点でも参加者がいるのは久しぶりで玉造以来。AJ埼玉の方に赤い自転車の方を見なかったか聞かれたので解答。途中一緒に走っていたらしい。そして間もなく大集団がPCに到着。なんか追いつかれてしまった感があるなぁ。まあいろいろ痛いので仕方ないか。PCでは大盛り焼きそば(個人的には全然大盛りじゃないけどw)を食べ、予備であんパンをウェストバッグに詰める。
右足首の痛みは、クリートから外すときが痛く、シッティングやダンシング時はちょっとうずいているといった感じだったが、だんだん痛さが増してきており、ケツや股の痛みと合わせると結構なもの。まあおかげで眠気は全くないのだが・・
PCを出てからのいきなりの直坂から始まる坂坂坂。無理矢理丘を越えて進んでいる感じできつい。高滝湖前も丘を越えてない?
坂はまだまだ続く。木更津への登り、公会堂裏からの九十九折りの登り、そして真っ暗な丹原林道のアップダウン。丹原林道は真っ暗なのでいつのまにかスピードが落ちてそこで初めて登り坂になったことがわかる感じ。降りでも道の端がわかりにくいから20km/hしか出せない。なんか小さい光がふわふわ浮いてるなぁと思っていたら、蛍であることに思い至りなんか感動。多分100匹以上は遭遇している。光っている蛍を見るのって初めてかも。白や緑っぽい光で、なんとか写そうと頑張ってみたが全くといっていいほど写っていない。
丹原林道が終わればあとは降り。幽玄通りの入口の看板はAJ千葉スタッフが取付けたLED5個のおかげで見落とさない。以前の落車地点がどうなっていたか気になったが、いろいろ痛くて余裕が無いため寄り道できず。
川原井交差点で最後のキューシートを入れ替えしていると、白と赤の光の大集団(8人だったらしい)に抜かれるが、追っていくコンディションでは無い。幸い降り基調なのでペダリングを休み休み進む。神納交差点までがやけに長く感じられる。いろいろ痛いが、ここまできてタイムアウトは嫌だし、パンクの可能性もあることに思い至り、途中からはけっこう頑張って漕いだ。そしてゴール!
・・・あれ、ゴールしてもなんか気づいてもらえないっす(そりゃ、なんか言わなくちゃねw)。スタッフは自分の少し前にゴールした集団の処理で余裕が無いみたい。後で、チラッと見たPHSの時間を自己申告して終了。
頭を洗ったり、カレーライスやゆで卵を頂いたりしつつ帰路をどうしようか考えていた。輪行袋は無いのでゴミ袋輪行か自走かの2択なのだが、どうしてもゴミ袋輪行をする気力が無い。無くしてわかる輪行袋の便利さ。終電を調べていなくてわからないというのもあるが、この足首で自転車を担いで階段を登れる気がしない。自転車を分解して袋に入れるのも気が重い。ということで自走に決定。ならば時間ギリギリまで休むのみ! ということで殆ど話さなかったなぁ。今回は仕方ないけどやっぱり輪行袋所持&終電帰宅のほうがいいね。
布椅子で休んでいると顔が熱い。なんか前にもあったな。あと海岸沿いだからかけっこう蚊が多く、休んでいるときに蚊取り線香から離れると刺されまくりだった。実はレーパンの換えもあったのだが、なんとなく着替えそびれてしまっていた。そこでここで着替えようとしたのだが・・・ トイレが汚くて断念。
赤い自転車の方も完走を果たしたのだが、その方がかなり凄かった。なんと池袋まで80km自走帰宅だと言うのだ。走行時には無かった大きいリュックも背負っているし・・・ スタッフのHさんは最初冗談だと思っていたようだが「600kmブルベで都心部を含む80kmの往復自走なんて、そんな危ないことは止めてくれよ!」と言うと、赤い自転車の方は「途中で休みますよ」とのことで一安心。いやホントに無理しないで下さい。それに比べたら平地主体の50kmなんて楽勝だよね?・・・多分。
最後の完走者がゴールして後かたづけの気配がしだしたので準備をして出発する。AJ千葉スタッフの皆様、この長丁場の運営お疲れ様でした、そしてごちそう様でした><b
休んでいる間に考えた足首の痛み対策として、右クリートをなるべく外さない作成を実行。するといい感じ。クリートを外すときに作った痛みなのだから、なるべくクリートを外さなければよいのだ。全く痛みが無くなったわけではないが、どうやら痛み止めを使う必要もなさそうで一安心。
市原に入るまでは国道16号。市原に入ってからはスピード出せないことだし歩道走行しようと思ったら草ぼうぼうなので、内陸の旧道や平行する道路を適当に進む。途中眠くなってコーヒー休憩がてら座って数分間目を閉じる。進んでいくと新しい道で通りやすいのだが何か変な感じ。右手に海が見えるのはおかしいね、ということで市原のどこかの埠頭に入ってしまったらしい。とすると先ほど交差して通った大通りは国道16号だったかと引き返す。結局大人しくいつも通り国道16号で帰る。まだ交通量は多くないので、信号停止時後に青になったときは先に数台の車を流してから進んだ。これなら恐くない(この作戦は交通量が多くなるAM3:00頃はできないよなぁ、その時は素直に旧道かねぇ?)。2時頃無事帰宅し、今回のブルベは完了。
今回の走行時間 & 走行距離 : 5月31日3:45〜6月2日2:10(休憩こみ) & 約700km。