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2008BRM315青葉千葉500km その3
(もちろんそんなブルベはありません^^; BRM315青葉200km7:30スタート→輪行→BRM315千葉300km22:00スタートの連続ブルベです)

PC5(BRM315千葉300kmスタート)スタートまで

到着するとブリーフィングが開始されていた。なんとなく、スタート地点に到着したあとで仮眠しようと思っていたが考えが甘すぎたようだ(時間をチェックして無かった)。なにはともあれ、これでBRM315千葉300kmのDNFは確保したわけで目標を1つ達成。他参加者が立って説明を聞いている中、俺はソロでブルベカード記入等の手続きw 貰ったブルベカード入れを使おうかと思ったが、慣れている方法がいいだろうと思い直しブルベカードはいつものジップロックビニール袋の中へ。


ブリーフィングタイム

神奈川ゴール地点では千葉のスタートに立てるかどうか不明だったので例えばスタッフのK氏にもこれから千葉ブルベに行くとかは話さなかったが、今回の千葉300の主催のL'ALPE-D'HUEZさん(以下L'ALさん)に青葉200を完走して来ましたと告げると、驚かれたのか呆れられたのか多分その両方w いや今回のブルベはAJ神奈川とAJ千葉が水面下で連絡を取り合い500kmブルベを企画したものだとてっきり思いこんで・・(嘘w 今思えばLEDのヘッドライトを付けっぱなしで話しかけて済みませんでしたm(_ _)m まぶしかったですよね。

公園内の自販機でコーラを補充したり、トイレに行ったり、車検を受けたり、スタッフの方々と話したりしていると、最後のグループがスタートするところ。夜間をソロで走ると迷いやすいので慌てて自分も出発。しばらく余裕が無いので写真は無し。

過去の天気 - 千葉 - Yahoo!天気情報によると千葉の最高気温17.9℃、最低気温7.8℃。夜明け前の山間部はどこまで下がったのだろうか? 服装は、上が長袖*2+半袖*2+半袖ジャージ+アームウォーマ*2、下はレーパン+陸上用ロングタイツ*2、他には靴下2重に通常のグローブを着用。一応インナーの手袋も用意していたが使わずに済んだ。

PC6(PC1)まで

スタート前までがテンションが最も高かった瞬間だった。最高潮のテンションとは裏腹に、疲労・空腹・眠気・寒さによりボケた脳みそではルートを殆ど認識できない状態であることに気付き、ちぎれてはいけないと思い必死に集団についていく。気づくとちぎれた方の後で走っていたりして、追い越して必死に集団を追いなんとか信号で追いつくとかしていた。そういえば集団内にフラットバーで大きいリュックを背負った参加者がいたが、伝え聞くところによるとDNFしたようだ。

しかしこのグループが速い。飛ばす飛ばす。いや比較的に俺が遅いだけなんだろうけどw 幽玄通りの登りでちぎれ、R409で必死に追いつき、丹原林道の登りで再度ちぎれて諦めかけたが、真っ暗闇の林道ではソロだと光量的に厳しく道の先がわからないので見え隠れするテールランプを必死に追いかけた。徐々に距離を詰め、なんとか林道終点で追いついたと思ったら、今度は真っ暗闇のつづら折りを含むダウンヒルで、恐ろしい思いをしながら坂道を降った。コースアウトしかけたり、車線中央より右に出たりして、自分の力量の外の速度だと思い少しだけ減速。降り坂が終わって鋭角の┳字を左折するあたりでグループの速度が少し遅くなった機会を捉えて追いつくことができた。

林道区間が終わり、普通に車道外測線や路側帯の白線がある道路になったため気分的に楽になる。ペースも若干落ちたようだ。それでも登りでは離されるのだが、今回ウィンドブレーカーを着ていないことにより空気抵抗が少ないのか、下りや平地では後についている限りは前走者よりも漕がずにすんだ(当然他の参加者はウィンドブレーカー等を着ている)。ぜぇぜぇはぁはぁいいながらいつの間にかPCへ到着。とにかくミスコースが怖かったからついていったのだが、無賃乗車も楽じゃないw

PC7(PC2)まで

補給を済ませたら、ここからはバラバラにスタートしている気配なので自分もそれに習う。抜いたり、追い抜かれたりしつつ、うぐいすラインをミスコースしないように進む。途中で赤い服の3人組に抜かれ、ついて行ける限りはついていったが登りでは追えずにちぎれるのみ。時々立ち止まっていたので抜くのだけど、すぐにまた抜かれる。そうこうしていると眼鏡が曇ったり、キューシートケースに水滴がついたりしてきた。

ポイント17勝間S┫では信号名が読み取りきれずに苦労していたら(自転車を持ち上げてEL-520*2で照らせばよかったか?)その3人組が曲がっていったので、ここでよかったのだと追いかける。相変わらずちぎれたり、先行したり。ポイント18と19の間の交差点にて、ここをポイント19の三叉路(左折)かなと思い減速すると、3人組に「真っ直ぐ!真っ直ぐ!」(だっとと思う)と呼びかけられて追い越される。後を追うが、やっぱりあそこが左折ポイントなんじゃないのかな?とひっかっかって戻ると、参加者一人とすれ違う。やはりさっきの道で正しいのか?、と思いつつ例の交差点に戻ると三叉路ではなく十字路・・・ 認識能力が格段に落ちていることを実感しUターンw 先ほどすれ違った参加者に追いつけたので、ミスコース怖さに車間を広めに取りつつもしばらく後をついていく。曇る眼鏡、水滴のつくキューシート、電池を交換し忘れて光量がいまいちなライト、なによりも認識能力の低下等、なかなか条件が悪かったのでこの方がいてくれてミスコースせずに済み大変に助かった。この黒いアンタレス海苔さんとはゴールまで何回かすれ違うことになる。

誉田駅へ向かうアップダウンの途中から、この先は予習で比較的自信があったので一人旅へ。途中御成街道の終盤らしき所を通りつつ、九十九里浜の次PCへ。眠さが段々増してきた。PCのセブンイレブンではカップラーメンで塩分補給。けっこう寒くなってきており、震えながら食べた。。

PC8(PC3)まで

走り出して間もなく睡魔が強くなり「しまった!さっきのPCで寝れば良かった」と後悔。しかし後の祭りのため眠さをこらえつつ進む。意味不明なことを口走ったり、歌っていたと思うがあまり記憶になり。所々ではスピードが落ちていた。なにしろポイント38-39間は九十九里浜の単調な平地を18kmも進むのだから仕方がない。

ポイント41の╋字路を行きすぎて、さっきのところかなと戻ると、後から着た参加者も立ち止まり一緒に思案。キューシートに60mと書いてあるからここだと気づいたとたん、さらに後から来た参加者が「ここだと思います!」と自信たっぷりに左折していったので、頼もしくついていく(そればっかりw)

しばらくはこの方を抜いて次のポイントであろう所で立ち止まりキューシートとにらめっこ→この方が「そこでいいと思います!」という感じで追い越されるのを繰り返すw ポイント46辺りで追い越してからは再びソロの開始。ポイント27のY字右折は、予習時にチェックしておいた右側の睦沢郵便局を確認できたので自信を持って通過。気分は「ひとりでできるもん」w

その後はK150で長生郡睦沢町を縦走して夷隅郡大多喜町へ。この県道は途中までは、平地?と思うほどの非常にゆるやかな上り坂だった。かなりの眠気が押し寄せるが、仮眠するのは次のPCと決めてじっと我慢の子。S╋白山台を右折して間もなく次のPCへ。


デイリーヤマザキ夷隅大多喜店。ここでは次々とパンを焼いており、焼きたてでは無いもののまだ暖かさが残る半熟卵のトーストは実においしかった。他にもう一つパンを食べて寝ることにする。

レスキューシートの封を開けているとスタッフのAさんがプチプチ(気泡緩衝材)を車から取り出してくれた。「これを敷くと寒さが違うんだよ」とか話されていたと思う。ありがたく使わせて頂く。携帯のアラームを50分間でセット。レスキューシートにくるまり眠り始める辺りで黒アンタレス海苔さんが到着していた。くるまった瞬間から暖かいのはさすが。すぐに眠りに落ちる。

アラームが鳴り始める10分ほどに寒くて目が覚める。空が明るいが非常に寒い。寝相が悪くて脚が出ていたのか?隙間ができてしまったのか? これはレスキューシートが一枚布なので仕方がない。本当は封筒型になっているレスキューシートが欲しかったのだが売り切れていたのだ。震えていると、A氏が店長に貰ったというホッカイロを貰った。感謝。ついでに腹に防寒のためのビニール袋を詰め込み出発。実は次のPCまで距離があるのでパンをもう1つ買っておくべきだった。

PC9(PC4)まで

早朝の大多喜の風景は実に素晴らしかった。霧・濡れた地面・陰陽が変わる山々や棚田や木々・やわらかい朝日等。PC閉鎖時間までの貯金があまり無い状態でスタートしたのにも関わらず、写真を撮らずにはいられない。そんな余裕無いのにねw つまりこれら以外にも写真は複数有り。さすがに後半は撮影自粛。


いすみ鉄道の踏切にて。多分、電車は一両編成。2枚撮ろうと欲を出したら、中途半端な写真が2枚撮れただけだった。失敗。これはその片方。

幽玄、と表現してよさそうな朝焼け。

月?日食?いや、太陽だよね?

夷隅川かその支流の西畑川。信州とも甲州とも会津とも違う風景。低い山並みでもなかなかのもの。

途中で参加者の一人をパスし、危なげにポイントを曲がりつつ進む。老川十字路後の区間は道が狭いところがあるね。トンネルを2つ潜り、2回曲がり(ここも狭かった)、坂畑橋と亀山大橋を越えたら三石山観音寺への表参道の登り。キューシートにミスコース注意と書かれているこのポイントには、AJ千葉のガイドプレートが貼ってあった。

すぐに激坂が始まる。10%以上だと思われる坂を登ると途中で視界が開けたところがあり写真休憩。


実はまだまだ登りは始まったばかりだったりするw

同地点より撮影。側溝有り。以前通ったときは、よくこんな道をEL-520を1灯&弱いLEDライトで台風後の折れた枝等の散乱物が多い夜間を無事に下れたものだな・・ きれいに片づいている。あのときは側溝に嵌らなくて本当に良かった。ここに限らず梅は見頃。白梅も紅梅もコース途中で複数見かけた。

あれっ、三石山山頂なのに有名なwシークレットポイントが無い・・・と思って降っていると。


やっぱりあった! 写っている参加者はAJ千葉スタッフのO氏。
暖かいスープにゆで卵に水にカントリーマームにチョコパイと、いろいろごちそうさまでした。ついでにウェストバッグの中でプレスされていたデイリーヤマザキのパンの残りを食す。暖かくなってきたのでアームウォーマーを1枚脱ぎ、鴨川有料道路の支払用に20円を準備(ウェストバッグの小ポケットに入れる)して出発。

鴨川有料のアップダウンで後から出発したO氏に抜かれ、大幅に離されたり追いついたりしつつ進む。R128に入って数回のアップダウンをこなした辺りにて、O氏を抜いたところで、つい魔が差して頑張ってしまうw 何で俺最大32km/hなんて速さで走っているんだろう? まあいいか。最後のほうは速度が大部落ちたけど、ポイント68-69間まで前を引く。「前を変わります!」と交代して頂いたので、向かい風の中非常にキツイのだけど千倉〜白浜の区間は後をついていく。ついていくので精一杯。

灯台が見えた辺りだったか右手で先行っての合図が出たので再度先頭を交代。『茄子 アンダルシアの夏』を見て知ってはいたが、この合図を実際に見るのは今回初めて。ついていくのが精一杯だったのに大した速度で前を引けるはずもなく、まあ俺にしてはけっこう頑張った。途中で黒アンタレスさんを抜かして、後に少しついていた模様。そういえば海の写真を1枚も撮っていないことを思いだし、O氏には先に行って貰う。


というわけで海の写真はここのみw オーバースペースで走ったからか、ここから1km先のPCまでヘロヘロ〜としか進めないが、なんとか到着。PC4にはまたもやスタッフのA氏が!全然寝てないじゃないですか?お疲れ様です。食料が全然足りていなかったため、ここではガッツリ補給。食べていると黒アンタレス氏も到着。O氏とはいろいろ雑談。オーバーペースだったが、PC閉鎖時間までに余裕ができたようだ。
PC10(PC5)まで

O氏を見送ったのちにスタートすると追い風基調でいい感じ。ポイント76のS╋館山高校入り口を通り過ぎたと思って立ち止まる。いつもの足し算ができない病が発病したようだw 少々悩んだすえ進むと正しいポイントを見つけられたので曲がる。富里の登りを進んでいくと、途中で足をマッサージしていたO氏を追い越す。ポイント80手前ではここを左折なのかと一時考えつつも違うなと判断し、その先のポイント80へ。暑くなってきたので途中の峠部分でTシャツを2枚脱ぐ。降り坂で一部工事区間がありダートだったため減速して注意深く進む。


ポイント81-82間の登り。この区間は大きい登りが2回あった気がするが、この写真がそのどちらだったのかは覚えていない。

途中でバイクの集団に何度も追い越される。晴天であり今日はツーリング日よりなのだろう。右側に志駒湧き水があったはず・・・と進むと見つかる。自転車を道路標識に立てかけて水をくもうとすると転倒。それにより外れたチェーンをチェーンリングに噛ませるために手間取りグローブが真っ黒になる。ボトルの残りのコーラ+野菜ジュースを湧き水で割り、多少は見た目の悪さが緩和されるw この間にO氏には抜き返された模様。間もなく最後のPCへ到着。やはりスタッフのA氏が見回りに来ており、ありがたい。補給後、先ほどと同様にO氏のあとでスタート。

ゴールまで

PC出発後しばらくは平坦な道なのだが、間もなくマザー牧場へ登る激坂の始まり。足が残っていないことを考慮してもこの坂は軽く10%以上はある。シッティングでは無理なので仕方なく立ち漕ぎでゆるゆると。押して登ることをわりと真剣に検討しつつもなんとか登り切る。


キューシートに書かれていたビューポイントの「山の上ゲート前」。東京湾が一望できる。わかりにくいが、右上に尖っているのは富津岬だと思われる。写真写りは悪いけどとにかく素晴らしい眺めだった。

牛と菜の花。

まきばゲート前交差点にマザー牧場の入場口があるのだけど、千葉県民なら修学旅行等で一度は食べたことのあるあのアイスクリームを食べさせてくれるところを探してみたが、マザー牧場内部に入らないと買えないようで残念。後で聞いたらららぽーとでも買えるらしいので今度行ってみよう。

注意されてあった通り、マザー牧場からの下りは道幅が狭いところが多数有り。そのわりに自動車の通行が多い。一カ所、降り坂で工事中でダートの区間もあったし、スピードを抑えめにして注意しつつ進む。

ポイント90の左手前のローソンは見えづらい。途中迷いやすそうな部分をクリアしつつ進むと小糸川沿いへ。


小糸川のサイクリングロード。

途中の自販機で飲み物を補充しつつ、追い風のR16、細々とした木更津市街と進む。長かった500kmブルベ?も残りはわずか。


金木橋@小櫃川。渡ってすぐ左折するポイントだが、忘れていて少しだけオーバーランw 途中の農道でも追い風で飛ばせるけど、一時停止が何カ所かあるので一時停止の標識を見落とさないように進む。

椰子のある通り。なぜか追い風。噂ではここは必ず向かい風ということだったのだが。この先の直線を走ったらブルベが終わってしまうのが残念。

昨晩はあのアクアラインの橋を渡ってきたのだな・・

ゴールに到着すると拍手で迎えられた。照れるからw それにしても達成感が無いのはどうしてなんだろう。後半は余裕がありすぎたのか?、前半が他力本願だったからか? よくわからない。最も達成感を感じたのは昨晩ここをスタートするときだったなぁ。とりあえずカップラーメンを頂きます。最後の煮詰まったスープもおいしい。顔を洗ったり、着替えたり、食べたりしてのんびりしていると、残りの参加者が次々とゴール。風が段々強くなってきて軽い折りたたみ椅子が何度も飛ばされる。スタッフのY氏により自走帰宅の話しが出たが、さすがに想定外なのでやめておいた。


風が強くなってきたゴール地点。

そのうちに次の千葉ブルベための会議が始まり、次のシークレットPCをどうするか?というような聞いてはいけなそうな話しが始まったので帰る準備をする。お礼をいいゴールポイントを後にする。適当に袖ヶ浦駅まで行き輪行帰宅。袖ヶ浦駅までの途中で両膝が痛くなったことを思い出し(ゴールまでは気にならなかった)、またケツの皮も悲鳴を上げている状態なので自走帰宅が可能な状態では無かった。駅で輪行袋に自転車を詰め替えているとO氏到着。自分は普通で行くので別れを告げ、電車に乗る。乗り換え途中にボケッとして一本電車を見送ったりしたものの無事帰宅。

今回の500kmブルベを(=青葉200及び千葉300を)開催して頂いたAJ神奈川及びAJ千葉のスタッフの方々へ、ありがとうございました&お疲れ様でした&ごちそうさまでしたm(_ _)m 特にPCの見回りをしていたAさん、ほとんど寝てないでしょ? 大変にお世話になりました。俺的にはこの連続ブルベが可能な状況を両方の組織が故意に作り出してくれたのだと、勝手に思いこんでおきますw(もちろんそうですよね?w) それではまたどこかのブルベで!

記2008/03/21 更新2008/03/24
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