(いつも通り長文です)
埼玉ブルベは今回3回目。今回も40km自走。2:40頃目が覚め、4:00頃出発。いつも通りロードバイク(TCR)で出走するはずだったのだが、やむを得ない事情により今回はクロスバイク(EscapeR3)。
前回も前々回もミスコースしたポイントである、R298からの分岐ポイントを撮影してみた。参考:川口集合場所-オダックス埼玉
工事でコース変更があるとかで変更部分のキューシートを頂く。その部分の地図も置いてあり、見てみたところ曲がるのが複雑・・ ブリーフィング前に背中を叩かれる、おお!リュウさんです。ブリーフィング後にnoahponさんへ挨拶。前回の埼玉ブルベで会ったS氏にも挨拶。前回注意していなかったS氏のバイクを見てみると、GIANT OCR Alliance。フロントトリプルにしたりして合計20万かかったとか。自転車で境川のmasaさんだとわかったので挨拶すると、U-kiさんに声を掛けらる。知り合いが増えていくのはいいものだ。出走予定のはずのおいちゃんさんの姿を探すけれど見つからず(風邪でDNSだそう)
しばらくは列の中で進むのはいつも通り。途中でサイコンの距離計測をスタートしていなかったことに気付く。後ろのU-kiさんに距離を聞いたら7kmとのこと。この後、U-kiさんとは一緒に走ることが何回かあった。 風向きは向かい風基調。越谷で抜かれた境川のmasaさんの後で暫くがんばってみたが、向かい風の中を最大33km/hで走行しているのにクロスバイクでついて行けるはずもなく。それ以後会うことは無かった。いつものことだけど、利根川沿いは向かい風でキツイ。
道路反対車線でびくびくしているモノがあったので見てみると轢かれた猫がバッタンバッタンと道路を叩いている。クリートが汚れると思って、止めを刺さなくて済まない。複数の対向車とすれ違ったので、速やかに止めを刺されることを祈る。
途中S氏に凄い勢いで抜かされた。ではなくて俺が遅いんですねそうですね。俺の倍の年齢なのに凄すぎる。
工事による迂回路へ突入。迂回路の表示が角の度にあったので楽。だが最後のT字路右折後(と勘違いしたみたい)、再びT字路が出てきてしまう。ここを右折すればよかったみたいだが、なんとなく左折してミスコース1回目。進む方角はわかっていたので、方位磁石を見つつ農道を北東へ進む。しばらく進むと右側に平行している道路があったので移動していると、反射ベストなブルベライダーが通り過ぎていったのでコースに復帰したことを知る。迂回路ごちゃごちゃしてたし、このミスコースは必要経費だろうと自分を納得させるw
PC1に到着。トイレに一人並んでいたので、道を渡ったK's電気にトイレを探しに行くが無かった。ジーンズの方がいたので青葉300で走っていた方かと思い尋ねてみると、そうだとのこと。休憩時間節約のためウィダーインゼリーとパン1/3のみの補給で出発(失敗)。
R50のゆるやかな登りを(確か)3回越えると問題のビーフライン開始。気温が高くなってきたのか、登りでは暑いためアウター手袋を外す。それでも暑くて今度はウィンドブレーカーを脱ぐ。山間部&一部で残雪が凍ったものがあり降りはかなり寒い(脱ぐのはアームウォーマにすれば良かった)。ビーフライン後半あたりで登りでも寒気を感じてきたのでウィンドブレーカーを着る。残雪が凍っていて轍を走行しなければならない箇所はそんなに長くは無い。
ロードバイクの比較的重たいギアで走っていたからか、クロスバイクのワイドレシオなギアでの登坂は楽に感じた。ビーフライン前半ではインナーは使用せずにずっとフロントセンターで済んだ。その後のファイナルローも恐ろしく軽く感じる。
ビーフライン後半からブルベライダーとすれ違い始める。ビーフラインの出口辺りで空腹感が出てきたため、フロントバッグからパンを千切ってパクついているとのむさんとすれ違う。おお、走ってたんだ。相変わらず速いなぁ。
今回はフロントバッグだから走りながら食べられるんじゃない?ということに思い至り、やってみたのだが結構難しい。手袋が2重のため、1回薄皮ミルククリームパンを潰して中身が飛び散り大変だったw 基本的に包装は取っておかないと無理みたい。指ぬきグローブなら話しは別なんだろうけど。
久慈川沿いで15km/hぐらいでしか走れなくなる。間もなくハンガーノック休憩。PC1での補給が少なすぎた。ビーフライン終盤で空腹感を感じていたのだが、CP2のドライブインで食事する予定だったので、我慢していたのがいけなかった。パンの残りを食べて、のろのろ走ってCP2へ。丸信ドライブインに全く気付かず通り過ぎかけたところでスタッフのご夫婦に呼び止められ、なんとかミスコースせずに済んだ。感謝。あと2kmだと勘違い(計算違い)していたため、全く道路右側を見ていなかったので助かった。この僅かなロスの間にnoahponさんに抜かれたみたい。
丸新ドライブインではハンガーノックだったせいか、暖かい食事を前にしてもなかなか食欲が復活しなかったが、しばらくしてから回ってきた梅干しを食べてからは食欲復活! もっと沢山梅干しを食べればよかったな。
食べているとジーンズの方が到着したので少々話す。HNを聞いてみたら、聞き間違えでなければラッシーさんとのこと。(カタカナか英語が不明だが、とりあえずカタカナにしておく)。
走り始めると上半身の疲労感が凄い。普段の走行距離の少なさと、クロスバイクであることが原因なのだろう。前を走っていたラッシーさんがとても暖かそうで羨ましい。
ポイント35の┣字路を行きすぎて本日2回目のミスコース。消防署前交差点で気づいて引き返す。往復で約4kmのロス。とりとめのないことを考えながら、ボケっとしていたのが原因。本コースに復帰して前方にブルベ参加者がいたので距離をおいてついていくと、次のトンネルへ右折するところで前走者が行きすぎたので「ストップ!!。戻って!!」と大声をあげて助ける。さすがにミスコースした直後は注意深くなっているからね、そうそう間違えないっすよw
ところでこのミスコースのお陰で、スタート時のサイコン押し忘れで7km少なかった距離がキューシートとほぼ同じになった。ケガの功名というか、狙い通り!(大嘘)。
復路のビーフラインではさすがにファイナルローを使いまくり。追い風なので、全ての所では無いにしろ、降りから登りに変わるところはダンシングや上半身を低くするだけでそのままの勢いで越えられて面白かった。
ビーフラインは日没までに越えられなかったが、残照のあるうちに抜けられて良かった。暗くなると凍り付いた雪が見えにくくなるからね。日没から寒さがひしひしと増してくる中、CP3のミニストップへ到着。
寒い中、店内で食事&休憩できるミニストップはもっと評価されていいと思う。しかし暖かい店内から外に出ると非常に寒い。震えが止まらない中、予備のTシャツとアームウォーマーを追加で身につける。U-kiさん、noahponさん、ラッシーさんと少し話したのでこのPCには長めに滞在したのかもしれない。雨具を装備したnoahponさんを見送り、U-kiさんとラッシーさんよりは先にCPを出る。
今まで写真撮影時には立ち止まり、外側の手袋を外していたのだが(そうしないと電源ボタンを押せない)。寒さが増す中立ち止まるのも、手袋を外すのも嫌なので以後走行中の写真は無し(というか後1枚)
予習不足のため、PC4の存在をすっかり忘れていて次がゴールだと思っていた。走り出してPC4の存在に気付く。危ない危ない。補給食は多めに買ったのだけど、食欲が無いので途中の自販機でコーラを購入し、パンと一緒に飲み込みながら走る。
行きで工事区間だったところは道が凸凹。フラットバーだからまだマシなんだろうけど。長方〜この辺りで複数の参加者に抜かれた。途中の曲がるポイントでは慎重に確認しながら進んだので特にミスコースも無くCP4へ。ここの駐車場に入る前にもう少しよく周りを観察していれば・・ その話しは後で。
7-11では当然店外での食事になるのだが、これがひたすらに寒い! U-kiさんが食べていたあんまんがおいしそうだった。
U-kiさんを見送ってから、寒すぎるので自分も雨具を羽織る。うぇ、この雨具は9月のブルベで防寒具として使ってそのままなので、汗が染みついているからか臭い・・ 帰ったら洗うか捨てよう。次の曲がり角手前の県道との交差点を見落とさないようにしないとな、などと考えつつ駐車場を出る。入ってきた時とは違う出口で・・
おかしいなぁ、田んぼにならないなぁ。工業地帯が続くなぁ。サイコンの距離だとそろそろ県道との交差点なはずなのになぁ。などと走っているとT字路に突き当たる。・・・ ワケが分からないけど、とにかく引き返す。
結局PC4まで一旦戻る。頭の中が???だったのだが、店外の参加者の方々に質問する前に、一旦周りを見渡すと・・ 始めから道を間違えていたことが判明。この店は┣の右下にあり、駐車場は↓と→の両方に入り口があり、その角に植え込みがあるため↑の道が見えなかったのだ。暗かったのも↑の道に気づけなかった原因だが、一番の理由は予習不足だな。計約4kmのミスコース。
夜が深まるにつれてどんどん寒さが増してくる。冷気に当たる顔が「冷たい」から「 痛 い 」に変わってくる。上半身は雨具のおかげで問題ないのだが、下半身はひたすらに寒かった。膝部分なんか薄いタイツ1枚だし。「走っていれば寒くない」と思いこんでいたおかげで下半身の防寒はかなり貧弱であり、とくにつま先はPC4から痺れっぱなしだった。冬季のナイトランでは防寒用のシューズカバーが必須の模様。下半身の防寒がもう少しマシなら、カロリー消費が押さえられて多少は楽に走れたのだと思う。
ミスコースで気力が削られたためか、フラットバーのつけが来たのか、ここからはかなり惰性で進んだ。元から、自走で帰る体力を残すために最後の方は余力を残して走ろうと思っていたのだが、そんな事を気にするまでもなくスピードが出せない。なぜか向かい風の部分もあり、20km以下で進むことも。残りの間違えやすい地点は往路でチェックしていたため、なんとか間違わずに進む。とはいえ、ミスコースのお陰でサイコンの距離が狂いまくり、途中でODO(総距離表示)になって距離が10km少なくなってしまったことに混乱したりした(桁が違うのだから気付よ>俺)。
途中越谷の手前あたりで赤信号に気づかず、正面対向方向の原付きのブレーキでそのことに気付く。危ない危ない。これは帰りの自走は無理か? 知らず知らずのうちに首の角度が下がってしまったようだ。前を見て走ろう。
最後のほうのポイント65「川口北高校北」交差点が、前回は人の後を走っていたため全く記憶になくて分かるかどうか不安だったのだが、左側の協同病院の赤い文字に気付き曲がることができた。そして18時間弱でゴールイン。結局PC4からゴールまでは誰一人ブルベ参加者とはすれ違わなかった(ゴールから帰宅するためにすれ違った方は除く)。
ゴール地点では恒例のお汁粉を頂き少し暖まる。自走帰宅に備えて、PC4で大量に買ってあったパン類を、スタッフの用意されていたコーヒー牛乳でガンガン流し込む。テントの中は外よりは暖かいのだが、すっかり冷えこんでいる上に下半身が薄着であるため震えながらの休憩。だいぶ先にゴールしていたU-kiさんと話していると、ラッシーさんを含む大集団が到着。その中に今回初ブルベな方がいて、初ブルベで真冬のナイトランを含む300kmを完走したのは凄いなと感心。越谷市街で赤信号に気づけなかったことを思い出し、最初は輪行帰宅を考えていたのだが、前回ブルベの帰宅時に周辺地図をあげてしまって今回は地図が無く、輪行帰宅は考えていなかったため健康ランドの位置もチェックしておらず、また駅で時間を潰すのもこの寒さの中だと厳しそう(うまくファミレスが有ればいいのだが、コンビニでずっと立ち読みするのも無理そう)なので、結局自走が一番ましだろうと思い至り、スタッフの方にお礼を言って出発する。ごちそうさまでした。
ちなみにU-kiさんはフレッシュに出たいそうで一緒に走る方を募集してる模様。足が合う人ということで自分も誘われたのだけど、性格的にフレッシュが会わないためお断りさせて頂いた。あとでフレッシュの開催日程をチェックしてみたが、両方とも都合がつかない。
走り始めるとU-kiさんのオープンカー(ロードスター?)に抜かされる。後にキャリアを付けて自転車をくくりつけているとは聞いていたけれど、実物を見ると壮観。オープンカーにロードバイクというのは絵になるなぁ。というかU-kiさん、この寒さの中を幌とか無しですか? オープンカーの鑑すぎw
外環道路下の国道は立体交差が多いので、その都度アップダウンがあるのだけど、追い風なのでそれほど苦にはならない。問題は眠気。赤信号で泊まるたびにハンドルに突っ伏して仮眠。そして横の自動車の発信音で起きてスタートを繰り返す。疲れてているからか1km1kmが長いが、ペダルを回していればどんどん距離は短くなる。とはいえ三郷に入ってから松戸に入るまでが長く感じた。
問題は千葉に入ってから。今までも十二分に寒かったわけだけど、本当の寒さはここからだった。この時点で上半身は7枚重ね着しているのに、そしてペダルを回しているのにも関わらず、寒さしか感じない。手袋は二重であり、朝方でも指先まで温かかったのがかじかんできた。さすがに真冬の3時は相当に寒い。ドリンクを飲んだら奇妙な感触がして、中身がシャーベット状になったことを知った。そして3:45頃なんとか帰宅。
この時間にシャワーを浴びるのはちょっと近所迷惑だけど、つま先がヤバイことになっていたので背に腹は替えられない。温水をかけ続けて感覚が復活して良かった。EscapeR3で往復自走を初達成したが、もうフラットバーでブルベ出るのは懲り懲りw 掌・手首・肩・背中が痛すぎる。次R3でブルベに出るとしたら、それはハンドルをドロップかブルホーンに替えてから。