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2008BRM113静岡いちごルート2 200km

スタートまで(前置きが長いです、興味ない方は次へどうぞ)

今年初のブルベに参加してきた。前日は仕事だったが、無事に定時帰宅できた。帰宅途中テントとシュラフを背負うための大きめのリュックを購入。その他もろもろの準備して出発。快速では間に合わないため、新幹線を利用。一番近い時間のこだまが三島までしか行かないが、快速とかだと熱海終点→熱海始発で乗り継ぐからこれでもいけるのかなと乗り込んだら失敗。普通に待つしかない。途中腹が減ってきたが、三島行きでは車内販売が無く、三島の売店も閉店なのでファンタの糖分で凌ぐ。結局次の静岡行きのこだまに乗る。新幹線では掛川までは一駅なのだけど、次のこだまが30分待ち。それならば普通列車のほうが速いだろうと行ってみると満員列車で乗れず。次の普通列車が島田終点だったが、寒いからとりあえず乗り、島田で20分待って次の普通に乗り、途中酔客が倒れたとかで10分程停止し、ようやく愛野へ到着。大人しく東京駅で駅弁でも食べながら掛川まで直通で行けるこだまを待てば良かった。

輪行袋から組むと後輪がパンクしていた。チューブの傷の箇所を参考にタイヤを調べると、異物はないもののそれらしき傷があったのでタイヤの裏側からガムテープで補修。予備チューブは残り一本あるが、万一のことを考えチューブを修理する。その後、コンビニで朝食を買い、夜食を食べ、スタート地点へ。

親水公園ではテントを設営。設営はまだ今回2回目なので手間取る。前回のときのことを思い出しながら作業。今回はペダルレンチを持ってきていなかったため、そこらへんの石を使ったので手間がかかった。寝る準備が整ったのは2時。集合時間1時間前に起きればいいから3時間眠れるかなと横になったが、強く鳴り出した風の音と寒さで殆ど眠れなかった。やはりスリーシーズン用シュラフではきつかったらしい。シュラフはドーターのマイナスファイブであり、一応-5℃まで生存保証で、0℃まで快適に睡眠できるとなっている。天気予報の最低気温が5℃だったので大丈夫かなと思ったのだが、当てが外れた。今思えば、持ってきている全ての衣類を身につければ寒くなかったのかもしれない。

5時になり、朝食や着替えなど準備。相変わらずシュラフが付属の袋に入りにくい。というかまた僅かに裂けた。公園のちょっと奥の方で灯りが点いてたのは俺w テントの写真もあるけど寝場所を特定されるのは嫌なので載せない。

AJ埼玉作成の反射ベストが販売されていたので購入。今使用している工事用の反射ベストと比べて反射材の面積は少ないが、メッシュ部分の風通しが良さそうなので、暑がりの俺にとっては都合がよさそう。軽いのもいい。なんか通勤用にもう一着欲しくなってきた。


ブリーフィング中。実際にはもっと明るい、フラッシュをOFFで撮ればよかったか。

検車終了後、6:50頃よりバラバラにスタート。俺は4個目のあんぱんを食べ、歯磨きをしてからのスタートなので7:00ぐらいかな?

走行中

前半は曇り空の下。基本的にK81の登りが始まるまでは集団走行。小笠山運動公園のあたりでリュウさん達が抜けていったから追いかけてみたけど、当然のように追いつけずソロ。そのうち追いつかれた集団に吸収される。

K81からは久しぶりの登りできつかった。茶畑はかなりキツイ斜面や高いところにもあり驚いた。今回のコースは比較的登りが少ないのでそれは楽なのだけど、雨上がりの狭い降りが怖い。ワインディングには落ち葉がつもっていたり、対向車と互い違いしたりするのでブレーキに手を掛けながらゆっくりと降る。


登り途中にて写真休憩。つづら折りを見下ろして撮影。

ポイント13を曲がった直後に前輪のパンクに気付く。まさか200kmブルベでパンクしてしまうとは。チューブのパンク箇所はすぐに見つかるが、なぜか地面とは反対側に穴。リムテープの劣化かと調べてみるがそうでも無い。どうやらリムの継ぎ目の段差が原因の模様。リムが原因では対策不可能と思いそのままチューブ交換したが、ガムテープで応急処置してもよかった。間もなくCP1へ到着。


パンク修理。ボトルは家に忘れたので今日はペットボトル。

K81・島田市相賀谷川沿い。山に霧がかかっていたのでつい撮影。

CP1を越えてからは小さい登りが3回。ポイント22では┫を直進となっているが、左側が優先になっており、物理的な進路は直進だけど交通法規的には右折。ちょうど前の参加者が曲がった(=正しいルートを進んだ)ので、間違わずに済んでラッキー。しかし、対向車が来ていたのに、頭の中が「?」で混乱していたので右折の手信号を忘れたのは失敗。ウィンカーを出しつつも待ってくれる車で助かった。


図にするとこんな感じ。ここはキューシートの作成が難しいところ。自分が作成者なら、┫を直進と書くべきか? ┣を右折と書くべきか?

それとは別に県道の番号の小さい方が優先車線なのだろうから、注意深く予習すれば予想できたとも言えるな。

上記ポイントに限らず今日は睡眠不足で認知能力が低下していたので、前走者が曲がってからポイントに気づけたところが多数。すぐ後で「あっ、そうか!」「おお!」「ここか!」とか独り言を言ってたのは俺ですサーセンw

山間部を抜けて、焼津市の自動車の流れは詰まっているところで、右側の車が対向右折車に道を譲り右側から車が! いわゆるサンキュー事故になるかと思いブレーキレバーをMAXまで握りこんだのに滑って全然停まらない。実際には車がこちらに気付いて徐行していたため全然問題なかったのだが、おかしいなぁとブレーキをチェックしてみたら・・ キャリパーブレーキのロックをOFFのまま走ってた。しかも前後とも。もう冷や汗だらだら

パンク修理のときに前輪だけロックし忘れというのならまだ分かるけど、後輪もOFFってことは、輪行して組み立てたときからずっとOFFですかそうですか。3枚目の写真を拡大してパンク修理とは関係ない後輪を見てみると・・


どうみてもキャリパーのロックがOFFです。本当にありがとうございました。

よくこれで無事に山間部を抜けられたものだ。降り坂で減速が効かないのは濡れた路面や濡れ落ち葉のせいだと思ってたし、全然気付かなかった。これからは輪行組立後のチェックを忘れないようにしよう。ロードバイク(=キャリパーブレーキ)初心者な俺には、走り出す前に毎回チェックするぐらいでちょうどいいかも。

海岸沿いになってからは弱い向かい風。


焼津の海岸からの眺め。坂を登り切ったところ。伊豆半島が見える。

石部海上橋。

いちごロードはいちご渋滞? いちご売店の呼び込みでおねーちゃんが沢山。時々、代わりのマネキン人形有り。オレンジの目立つハッピを来てたり、苺型の風船や旗を振り回したり。ピカチュウなどの着ぐるみは可愛すぎる。来年以降参加できたらきぐるみのところで苺を買ってCPで食べようか?


復路で撮ったもの。こちらに気づいて反対側を向いてるw。往路走行時にはけっこう渋滞していた。

ズームアップ。

ポイント36後すぐの2車線・路肩部分が殆ど無い道で白線上を走っていたら大型バスにスレスレの追い越しをされた。こういう道はすこし中央よりに、大型車をブロックして進まないと危険か。減速も側方間隔も取らずに危険な追い越しをされるのは困る。

CP2手前のポイント38でミスコース。原因はひとえに俺がぼけっとしていたから。そのまま直進して、陸橋の自転車通行禁止に直前で気付き側道へ(いや、引き返せよ>俺)。清水駅周辺をうろうろした後に、地図看板があったのでそれを参考に国道1道へ復帰。復帰する瞬間を参加者に見られて恥ずかしいw

CP2では自分と同じ無印TCR海苔の方がおり少々話す。赤ベースのカラーもカッコイイな。今回ブルベ初参加とか。OCR3の方もいた。トリプルクランクのロードはブルベ向きでいいなぁ。カップヌードルで塩分と暖かさを補給。

CP2を過ぎてからか段々晴れてきた。暑くなってきたが、腕などは冷たいのでそのまま進む。


復路の大崩海岸。もしくはその近く。

ポイント47あたりが渋滞しており、歩道側に寄って走行していたらまたパンク!今度も前輪。またリムの継ぎ目が原因かなと思ったら典型的な貫通パンクで1.5mmほどのガラス片がタイヤに刺さっていたので取り除く。


まさか2回もパンクするなんて。準備した予備チューブ数は2本で、昨晩の愛野駅到着時に睡眠時間を削って(とまで書くと大げさだけど)チューブをリペアしておいて助かった。

デジカメのスーパーマクロモードでピントが合った。白いのが取り出したガラス片。その左側が貫通した穴。

この御前崎までの道は以前神奈川ブルベで通ったときは強い向かい風だったのだが、今回はそうでもなく楽だった。しかしポイント48を曲がると向かい風が吹き荒れていた。これはキツイ。この後の困難を想像したためか、CP3までの900mがやけに長く感じられた。CP3ではさすがに人がまばらで、自然と入店前にワイヤーロックを使用。空腹のためパン3個を腹に入れる。

CP3から次のポイントまでの道はなかなかきつかった。強い向かい風に加えてアップダウンが続くので、なかなか距離が稼げない。吹きすさぶ風に対向するために珍しく下ハンを握ってみるけど、すぐに疲れてブラケット持ちに戻るのを繰り返す。そのうち夜になったのでライトを点灯。ポイント50を越えるとだいぶ楽になり、しばらくしてからゴール。


風にたなびく旗3本。
ゴール後

ゴールするとちょうどリュウさんが旨そうにカップラーメンを食べていた。そんなのを見ると自分も食べたくなるわけで自分も頂く。豚汁、みかん、カップラーメン、フランクフルト、コーラ、お茶など大変ごちそうさまでした。スタッフの方には今回も大量の食料を用意していただき感謝。俺は人一倍食べるから別料金を払った方がいいのかもしれないな。ちなみにメダルは購入。

千葉から静岡は遠いのだが、今年の2月3月は特に仕事が忙しいのでなるべく走りたいと思い参加した次第。1月からブルベを走れるのでテンションが上がっていい感じ。ブルベを開催して頂きスタッフの方には感謝致します。

輪行袋に自転車を入れ愛野駅の改札をくぐろうとすると、19:00で券売機が終了して無人駅になっていた。たとえば千葉の無人駅だと乗車証明書を発券する機械があるのだが、ここには無いようだ。帰りのダイヤを全く調べていなかったのでとりあえず掛川で新幹線の切符を買ったら、すぐに東京までいくこだまが出ていた。行きの接続の悪さはなんだったのか? 愛野から新幹線の途中まで、ブルベ参加者の方とご一緒する。新幹線ではほとんど寝てたけど。

東京駅では新幹線のホームから総武線のホームまでが遠いので、次は品川で乗り換えてみようか? もっと安かったら新幹線を多用できるんだけどなぁ。

今回は後泊して千葉まで自走するつもりだったけど、明日起きたあとにそんな気力が無さそうなので普通に輪行帰宅。リムの継ぎ目によるパンクの危険性や、どうせ走ってもデジカメの電池が切れかかっていて写真が撮れないとかという理由もあるけど、睡眠不足で200km走って疲れたのでとにかく家に帰りたかったというというのが本音。去年は若かった。

P.S.もし自走で帰っていたら、凍結or雪の箱根峠で遭難していた。明らかに情報収集不足。輪行して良かった。

記2008/01/14 更新2008/03/21
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