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2007BRM922長野600km

 事情とスキル不足のため写真が殆どありませんm(_ _)m
スタートまで

千葉からだと始発で行ってもスタートの7:00に間に合わないので前泊することにする。本厚木にちょうどオープニングプランで料金半額のところがあり、そこが近辺で安かった(もう一個あったが、そこの予約は完全に埋まっていた。ホテル名を忘れたのでメモしておけばよかった。)こともあり当日予約して行く。

自宅を出た5分後にパンクする。前回(約2週間前)にパンクして携帯用空気入れでいれたまま乗っていたのが原因。低い空気圧のため典型的なリム打ちパンクの跡がチューブに残っていた。ロングライド前に空気を入れていかないなんて今回初めて。前日までも、そして今家を出るまでもずっとバタバタしていたからなぁ。なんという初歩的ミス。

ホームセンターの駐車場でパンク修理。パンクの様子をデジカメに撮ろうとしたらちょうど電池切れ。出発前に家で撮影できたのに。当日の準備が手間取ったのと、このパンクのお陰で電車に乗るのが大幅に遅れ、小田急線にはラッシュ時に輪行袋を持って乗り込むことになり、大変迷惑な存在になる。このときはブルベのための睡眠時間を確保することしか考えてなかった。途中で、急行ではなく普通に乗り換えれば少しマシだったかもしれない。最前の手は、パンク修理後に家に引き返し、19:00頃になるまで昼寝をした後に出発することだったとは思う。まあ次から。

本厚木に到着後も、ホテルまでの詳細地図をコピーしていなかったため輪行袋をかかえたまま大いに迷う。ホテルマンに連絡を取りつつ、親切でねばり強い誘導によりなんとかホテルビスタ厚木に到着。迷った最大の原因は中町3丁目が大通りの西側にあると思いこんだこと。実際は大通りの東側も3丁目だった。


ホテル自体は本厚木駅に近く、すぐ近くに牛丼屋・ラーメン屋・コンビニがあり便利。あと100円均一ショップが駅の周辺にあればよいのだが短時間では見つけられなかった。しかたないのでコンビニでデジカメ用の4倍の値段のアルカリ電池を買う。座間スタートの神奈川ブルベではここは悪くないのだが、オープニングプランが終わってしまうと料金的に魅力が無くなるので別ホテルを開拓しないといけない。駅前のカプセルホテルは安いが自転車を駅前に置き去りというのもな。

ホテル内のコインランドリー(洗濯200円、乾燥100円)で洗濯し、マックを腹に詰め込んで、シャワーを浴びて就寝。枕が違うと寝付けないのはいつものこと。迷ったときと、近所の友人への電話でPHSの電池が1/3減ってしまった。ブルベ時には軽量化のため充電器は持って行けないので、ホテルの電話を使うべきだったか。いざというときに連絡手段が無いのは困るし。

チェックアウトし玄関前の歩道にて輪行袋から自転車を組み立てる。すると組み立てられた自転車のまま参加者がホテルから出てくる! 「輪行袋に入れないで大丈夫だったんですか?」と聞くと、1回断られたけどホテルの裏で分解していたら持ち込んでいいと言われたらしい。この辺りの事情はホテルによってことなるらしく、場合によっては分解しないまま持ち込んでもOKのところもあるとのこと。この方、長野BRMの新野峠前のPCで氷を貰った方のようにも思えるが、確かめなかったので不明。

(写真上:ベッドはなぜかダブル。輪行袋の左側に見えているのはコントアーマグナムのアタッチメント部分。写真下:食料や荷物で占領された机。カップの中身は部屋備え付けのコンソメスープ、後泊のときこの塩分が腹に染みた♪。液晶テレビがリッチ。)

記2007/09/28
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スタート〜笹子トンネル〜PC1



公園には到着するが、どこに集まっているかわからない。すると応援に来てくれるという友人より電話。集合場所の橋の下近くへ誘導してもらう。彼には素晴らしい写真を撮って貰った。多少話をしたが、今から思えばもっと他の参加者と話すべきだった。彼とは年に数回ある飲み会で話せるわけだし、(速くて)スタート地点でしかお会いできない方もいるから。手続き、ミーティング、検車、そしてスタート。2週間前の落車での左手突き指と左膝の打撲が治りきっていないが、どこまで走れることやら。

スタート後からすぐにきつくなった。平地はすぐ終わり多摩丘陵のアップダウ ンの始まり。太陽も昇り暑くなる。しばらくは大集団で進むが、R20に入るあたりで信号に引っかかり1人旅の始まり。渋滞している車の横をすり抜けながら進む(登る、降る、曲がる)のは苦手。こんなときはフラットバーなハンドルのほうがいいなぁ。まあ無理せず進む。R20に入ってからは交通量が少なくなり快適になる。

実はこのとき致命的なミスをしていた。気温上昇は天気予報で把握していたのにも関わらず、体にかける用の水の準備を忘れていたのだ。もともと暑さに弱いこともあり、炎天下の多摩丘陵のアップダウンはきつかった。途中で水を確保したあとも暑いことには変わりなく、結局富士見峠まできついのは続いた。

笹子峠までにコンビニ休憩2回。2回目の休憩時にすでにグロッキーだったため、重いデジカメなどを宅急便で送ることにする。暑さで頭がボーっとしているためか輪行袋と2ndボトルのどちらを送るか迷い、輪行袋を解除したりくくりつけたりを繰り返すw 結局デジカメと輪行袋を送ることにする。デジカメ梱包用にスポーツ新聞を1部買い、親切な店長氏に梱包用のダンボール箱を頂き、無事ゆうぱっく(だからローソンだったと思う)で送る。このときの休憩とおそらくは1kg程の軽量化のおかげで体力やらモチベーションやらが復活。

笹子トンネル手前でhiroさんが写真を撮っていたのを手を上げて通過。笹子トンネルの通過は今まで何回かあるが、なぜかここが怖いと思ったことは無い。道路と違ってすぐに終わるからだろうか? 笹子の降りでは、ぶどうの直送配達の売店が沢山。そうかここブドウワインで有名な勝沼か! いい香りwブドウ食べてぇw でも冷えたブドウを一房だけ売ってくれるとかは無いんだろうなぁ

何回も自販機休憩をし、グローブ・頭・肩・背中に水をふりかけつつ走る。すると「やっと追いついた!」とhiroさん。しばらく一緒に走っていたけど、PC1直前の曲がり角で間違えて直進した隙に抜かるw サイコンの距離も交差点名も見てなかった(バテバテ)

(写真3枚:デジカメを送ることに決めていたので上り坂で立ち止まって撮った3枚。R20のどこか。進行方向、左側、進行方向の反対側。以後走行中の写真無し。)

記2007/09/28
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PC1〜富士見峠〜PC2

峠の多いコースで時間的な余裕がなさそうなので、補給をすませ早々に出発。が、これが失敗。昼寝をすべきだった。走っているとだんだん眠くなる。何回か睡魔を我慢するが、無理そうなので路沿いのお寺に転がり込み横になる。蚊が刺すのも、日陰と思っていたら曇っていただけで日光が結構暑かったのも気にせず10分ほど仮眠。ここで水が補給できなかったのは残念だが、睡魔が押さえられたので良し。起きたら汗だくだったけどw

パールイズミのUVメッシュアームカバーを持っていたのに装備していなかったので、腕を通す。これに水を垂らして走ると冷たくて実に快適。これをもっと早くやっていれば多少は楽だったろうに。

富士見峠までの登りは斜度がそんなにきつくないが暑くてきつかった。常時日が差していたわけではなく、曇りで日が陰ることもあったような気もするが、なぜかあまり覚えていない。コンビニで休憩中の参加者を抜いたり、自販機休憩していて抜かれたり。

富士見峠はBRM沼津600で膝の痛みでリタイアした地点であり、富士見峠と富士見駅の入り口ははっきりと覚えていた。今回、反対側からここに到達したことにより雪辱を果たしたような気分になり、ちょっぴり感無量。

富士見峠の降りはそれなりに長く、よくここを片足で登ったなぁ。と感慨に浸りながら降りる。その後、茅野市街に入りミスコースをしてしまい15分ほどロストする。キューシート25番「仲町東で左折」を間違え、その手前の「仲町南」で左折してしまい、再度R20に出てしまったw これは自分で編集したキューシートに1個目の信号を左と書いてしまった(実際には2個目か?)のと、交差点名をしっかり読まなかったのが原因。あとサイコンの距離も読んでなかった。茅野駅まで戻り、駅の地図を見てミスコースの原因と現在位置を把握し、無事コースに復帰する。

記2007/09/28
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PC2〜麦草峠〜PC3

PC2では前回の反省もあり、補給したあと10分ほど仮眠。起きるとおいちゃんたちが出発する模様。ふとおいちゃんさんに、(顔や自転車を覚えるのが苦手だから覚えなくっちゃと思い)これhiroさんのバイクですよね?と尋ねるとRDが故障してローギアに入らないということを聞き、驚く。hiroさんは椅子に座って残念そうにしていた。

普段PCはソロで出かけるのだが、珍しく4人でPCをスタート。信号で停止したときに、前の参加者が横の車になにか言われたらしく、それに対して「殺せるものなら殺してみろってんだ」と言っていて唖然。一体何を言われたのだろうか? もし聞こえていれば頭にきただろうから・・・省略

ふと気付いたら前の3人は白髪の大先輩・・ この3人の後をついていくのはカッコ悪くね? という訳で前に出る。既に緩やかな登りになっていたので、しばらくしてひとり旅へ。

登っていると間もなく夜に。暫く進むと闇の中、横の崖下より自転車を押して登ってくる参加者がいて驚いた。聞けば、道端の段差で立ちゴケをしてしまったらしい。とりあえず大丈夫そう。すぐに走りだそうとするので、「降りでブレーキ効かなかったら死ぬからブレーキ確かめたほうがいいですよ」とか俺ごときがアドバイス。あと2chのブルベスレからの知識、「白線の外には道が無いと思った方がいいですよ」というのも伝えておく。むしろ自分に言い聞かせる。

対麦草峠対策でPC2スタート時にボトルの中身を半分づつにしてスタートしたのだが、これが失敗でだんだんヤバくなってきた。富士見峠などに比べると自販機がほとんど無い。ペンションやティーハウスは沢山あるのだけどね。飲み物が無くなりそうになったら補給する予定だったが、考えが甘かったようだ。水分を節約しながら登るが、飲み物がボトル高さで残り1cmぐらいになってしまい「蓼科・八ヶ岳国際自然学校」に飛び込む。入り口に鎖が張られていたから、本来入るべきではなかったのだと思うが、スポーツドリンクを2本売って頂き大変に助かった。無事完走できたのはここのお陰です、ありがとうございました<ここでお礼を言うなよ俺!

スポーツドリンクでパンを食べていると参加者が2名近くにきて停まる。なんか寒いみたい。持ってきたものを全部着てしまったのに寒いとか。そういえば自分も寒さを感じていたのでそこで装備を変更。ヘルメットに新規購入したヘッドライトを付け、Tシャツを上に羽織り、タイツを履く。走り出し、暫く登ると佐久穂町の標識、そして麦草峠の標識。

出走するまでは、このギア比で麦草峠を登り切れるかどうか心配だったのだが杞憂に終わる。確かにEscapeR3(ファイナルギアがF28,R32)に比べるとまだまだハイギアードでもっと軽いギアが欲しいのだけど、ゆっくり回して登る分にはF34,R27でなんとかなった。今回膝を痛めていて立ち漕ぎが出来なかったので、出走直前に12-27Tのカセットに交換できたのは正解だった。とはいえ麦草峠の勾配がおとなしめだから登れたのであって、福島の酷道R399やビーフラインのような急勾配では登り切れず、降りて自転車を押す必要があっただろう。自分的には炎天下のR20アップダウンや笹子の登りや富士見峠よりは、涼しい麦草峠のほうが楽だった。いかに自分が暑さに弱いということか?

麦草峠の降りは寒かった。さすがは標高2127m。基本的に街灯が無い上に、急カーブの連続なのでそんなにスピードが出せない。ずっと同じ姿勢で降っていたら腰が痛くなったので、チェーン脱着スペースにてまた10分ほど仮眠。起きるとき尻の下でグシャという感覚が‥ 眼鏡を押しつぶしてしまった。無理矢理フレームを曲げて応急処理をして出発。すると、動いていなかったからか非常に寒い。震えが来る。さっき抜いていった参加者の方が、久しぶりの自販機の前で停まっているので自分も停止。暖かいドリンクがメニューにあったのでコーヒーで暖を取る。そのデローザ乗りさんにならい自分もレインコートを羽織ることにする。以後次PCまで2人で走ることに。レインコートのお陰でずいぶんと暖かくなった。手首のボタンを嵌めるのを忘れていたせいで、降りはずっとバタバタうるさかったけどw 彼のカンパのフリーはペダル停止時の回転音が大きく、前にいながらもけっこう漕いでないのが分かったのだが、俺はずっとペダルを回し続けw 俺が前を走っていることを差し引いたとしても、空気抵抗の差が大きいのだろう。レーパンでは無いとか、エアロホイールでは無いとか、そういう差。

記2007/09/28 更新2007/09/30
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PC3〜三才山トンネル〜PC4

PC2の時と同様、メシを食ったあと横になってみる。どうやら眠くないことがわかったので仮眠を切り上げて出発することにする。デローザさんが準備していたので一緒にPCを出ればよかったのだろうけど、今までローディ達とは速さが合わないEscapeR3でブルベに出ていたため、常にソロでマイペースで走るクセがついてる。だから自然と1人で出発。結局誰かと一緒にPCを出たのはPC2のみ。追いついたり、追いつかれたりで一緒になることはある。

しばらくの間、珍しく平地を進む。わかっていて参加したわけなので覚悟の上なのだけど、今回のブルベは峠が多すぎw 日本の地形上峠が多くなってしまうのは仕方がないことだと思うけど、峠を増やしたらその分平地も増やして欲しいところ。PBPは殆ど平地が無いらしいけど、坂はなだらからしく日本のブルベのほうがきつそうに思える。日本のは、ブルベではなく「日本ブルベ」や「山岳ブルベ」という別の種類のランドネなのかも。

途中眠くなり、閉店後のスーパーマーケットの駐車場にて10分仮眠。ポイント34で平地が終わり登りが始まるのだが、気付くと石畳の道を走っている。そういえば進入禁止の標識があったような。まあそんな国道もあるのだろうと思いつつ走るも、だんだん不安になってくる。左側300m程に車道が平行して走っており、そちらが正しいのかな?と野原を横切ろうとするが、川に阻まれる。仕方なく引き返すことに。すると、すれ違った参加者が「こっちでイイみたいですよ」。そうなんだよね、曲がり角にR254の標識があったよね? 「でもこの先石畳なんですよ、戻ってみます」と俺。彼は進み、俺は戻る。曲がり角まで戻ると、やはりこの道で合っている。??謎だ。仕方ないから石畳を行くか、とUターンすると先ほどの方が「やっぱり不安になりますね」と戻ってくる。ちょうどそのタイミングで道の右側に、国道が右折する表示を発見! 2人とも大して迷わずにすんでめでたしめでたし。「昼間ならともかく、夜間だと気づけないよなー」「ここはキューシートに説明が欲しいね」などとお互いぶつぶつ文句を言いながらしばらく一緒にアップダウンを進むw 地図の読み込みをもう少ししていれば、ここはすんなり進めたのだろうか?

アップダウンが終わるとまたひとり旅へ。ポイント36の先で工事の交互通行のためのカウントダウン式信号があり停止。なんか前のトラックと乗用車、無視して進んでいったようなw 狭そうで、無視したら危なそうだし、疲れていて思考停止していたから大人しく3分程待っていると参加者2名に追いつかれる。 「これって厳密には待ったほうがいいですよね〜」「道路交通法の信号ではないから違反にはならなかったと思う」などと会話。信号が青になりスタート。工事区間が思っていたよりも長くて狭い。溜まっていた車がギリギリを抜かしていく。道も狭かったし後の車をブロックして進むか、車を先にいかせればよかったか。

そこから鹿教湯(かけゆ)までの緩やかな登りの間、なぜか俺が先頭を引くことに。どうやら15分程だったようだが、自分にしてはハイペースでかつ疲れたこともあり逃げるようにコンビニへw(まあトイレにも行きたかった)。先頭を変わってもらいたい場合はどうすればいいのかねぇ?(単に話せばいいのだろうが) 今までR3で、ロードの前をひくなんてできなかったから全然わからん

鹿教湯を曲がったあとのトンネルは路面が荒く、換気ファンの音がやたらと大きい。それだけ三才山トンネルが地域にとって重要で交通量が多いのだろう。料金所、橋、三才山(みさやま)トンネルと登りが続く。登りが終わった区間で眠気がありそうなので、降るまえに一眠りすることに。登りならともかく降りで意識を失ったら死ぬからねw ここでアウトドアショップで買ったエマージェンシーシート(銀紙と金紙を合わせたぺらぺらのフィルム)を初使用。こんな薄いので暖かいのかなと思っていたが、10分後目覚めてみるとこれが暖かくて驚いた。畳むのが大変なのが玉に瑕w

三才山トンネルから降り終わって矢作交差点の先を曲がろうとしたら・・チェーンで覆われている!? というかここ歩道? 曲がらずに進むとトンネルになってしまうので、矢作交差点に戻り曲がる。・・・って、今公式のキューシートみて見たら、矢作交差点で曲がると書かれている! 確か最初のキューシートには「矢作Sの直後を左折」と書かれていたはずだ。キューシートが変更されたときのチェックが甘かったようだ。失敗。その後アップダウンを少々、平地を少々通ると次のPCへ。

記2007/09/29
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PC4〜塩尻峠〜富士見峠〜PC5

疲れ切っているとはいえ、PC4では何人かの参加者が寝ていたからもっと静かにレインコートなどを脱ぐべきだった。反省。しかも猫と遊んで奇声を発するとか迷惑極まりない。(焼きそばの肉をエサに捕獲しようとした)。以後気をつけるように>俺

メシを食い終わったらPC閉鎖時間まで残り10分。眠いのに。実はこの時点で完走をあきらめた。次のPCまでに峠が2つあるし、眠くなったときの仮眠時間もあるし。とりあえず、PC閉鎖時間にマナーモードで目覚ましをかけて仮眠。あ、他の方も行かれる方がいるようです。自分はだらだら準備をして遅れて出発。

しばらく走ると眠くなり、公衆トイレ前の公園のベンチで30分仮眠。完走がおぼつかなくなったら安全第一だろうと、10分とか短い仮眠は無駄だろうとの判断。先に別ベンチにて寝ていた参加者を起こさないように横になる。30分後アラームで目覚めても頭がなかなかはっきりしない。暫くベンチでボーッとした後、のたのたと準備をして出発。この頃は既に空が青くなってきていた。

BRM沼津600に続き2度目の塩尻峠。あのときは既に膝が痛くなっており、登るのがつらく休み休み登ったのだが、それに比べたら今回は楽勝。俺を抜いた後、道路際まで寄って黒い排気ガスを吐いていくマナーの腐りきった車を除けば。自転車は登坂車線の真ん中を通って存在をアピールしながら走ったほうがいいのだろうか?などとちょっと思った。仮眠場所と狙いを付けていた道の駅の公園を過ぎ、デローザ乗りさんに追いつく。追い抜くが、峠の降りにて追いつかれ暫くご一緒する。

塩尻湖の西側は市街地を越えれば実に快適。前回のBRM沼津600での塩尻湖東側をR20で通過するのは交通量が多く道が狭く信号も多く大変だったけど、今回は湖岸の道が広くて走りやすい。前回見えなかった諏訪湖も見えるし。

富士見峠が始まると先行してひとり旅へ。往路の富士見峠とはちがいずいぶん楽だった。暑くないというだけでこんなにも疲労度が違うものなのか。峠の降りも快調に飛ばす。

問題は円野郵便局前でR20から右折して次PCに着くまで。体調が悪くなった。アップダウンと気温上昇という状況なのに2つミスをしてしまい軽い熱中症になってしまったようだ。1つ目のミスは次のPCが近いからと空になったボトルを補充しないまま進んだこと。2つ目のミスは耐寒装備のまま(=タイツを脱がないまま+α〔後述〕)進んでしまったこと。日が昇ってからの気温の急上昇を舐めてたわ。いきなりバテバテになりつつ次のPCへ転がり込むw

記2007/09/29
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PC5〜富士川沿い〜PC6

PCに着くとオレンジベストのスタッフの方が! 青葉200、青葉300、沼津600と今まで神奈川ブルベを3回走ってるけど、ルートの途中ではスタッフの方は殆どいなかったような‥ PC2もそうだったけど、今回の神奈川ブルベはひと味違う! メシを食べているとデローザさんも到着。

到着当初はあまり自分の体調を把握しておらず、なんか怠いのでちょっと横になってみると初めて眠いのではなく気持ち悪いのだと気付く。オレンジさんの助言に従い水を飲んで日陰で寝ることに。毛布の枕も貸して頂き感謝。眠気はそんなになかったはずなんだけどぐっすり寝られた。リザルトを見てみると50分ぐらい寝ていた模様。起きたらおいちゃんさんが到着してます。お久しぶり! デローザさんは出発するところみたい。少しおいちゃんさんと話してから自分も出発。

走り出すけど、なんか調子が出ない。自販機で休憩したりのろのろ進むとおいちゃんさんに追いつかれる。暫くして決定的なことに気付く。麦草峠で寒いからとジャージの上に着たTシャツをそのまま着てた!!!! 暑くて怠かったわけだ! 基本的な温度調整ができていないとは、まだまだブルベは経験不足。体に水を振りかけまくりやっと復活。

市街地の凸凹舗装(工事中みたい)を抜け富士川沿いの道へ。相変わらずの強い向かい風。青葉BRM300ではフラットペダルだったこともあり、強い向かい風の中hiroさん先頭の28km/hのトレインに無賃乗車させて頂いたけど、あっという間にちぎれてしまったのが印象に残っている土地。今回は俺がひく番っすね、ということで前へ。hiroさんみたいにこの強風に逆らってひけるのか不安だったけど、さすがはロードバイク。向かい風に強い! 今回は下り坂30〜28km/h、平地25km/h、登り20km/hぐらいで内心驚きつつも進めた。ドロップハンドル&ビンディングペダルは、BRM青葉300当時のフラットバー&フラットペダルからすれば十分反則w おいちゃんさんがコンビニに寄るようなので自分も休憩。

上沢交差点を左折し、おいちゃんさんの案内により次を右折し、ひとり旅の再開。なんかアップダウンが延々と繰り返され、川沿いのはずなのに殆ど平地が無い! さっきまで飛ばしていたのが嘘のように速度が出ない。天気は晴れだけど、気温は昨日ほど高くなく、でも向かい風の中のアップダウンがキツイという状況。とはいえ信号が殆ど無いから距離は稼げたのではないかと。暑くて1回自販機休憩。富士川が平地を流れているのではなく、山を切り裂いて流れていることを体感しながら走る。

富士川橋に近づくにつれて渋滞の始まり。R1旧道に入ってからは車が殆ど流れてない。こういう場所は歩行者の横断が怖いのでゆっくり進む。途中のコンビニで休憩していたデローザさんに追いつかれ、途中から後につかせてもらう。あー後、楽♪ なんか久しぶりに後についたわw

記2007/09/29
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PC6〜御殿場〜ゴール

PCにて先着していた方は同じ千葉県の方らしくメシを食いながら話し込む。時間的にはそんな余裕はなかったはずだがw 聞くところに寄ると、ギア構成がかなりハイギアードみたい。以下Hさんと書く。そのうちおいちゃんさんも到着。眠たいかなと思ったので皆さんには先に行って貰う。結局眠くなくてすぐスタートしたけど。

ここからラストまでは一番きつかった区間。単純に気力が尽き欠けていたのだと思う。そんな中、道が狭かったり、交通量が多かったりしたのがきつかった。後半は完走なんでどうでもよくなっていたし。

沼津〜御殿場までは道が狭い・交通量が多い・登り坂と三重苦。K22は事前に地図をよく見ていた箇所だから大丈夫だったけど、ここはわかりにくいよなぁ(自分のキューシートにはT字左、線路を越えてすぐ右とメモしてあり助かった)。そのあたりでおいちゃんさんとデローザさんがなぜか後からw 迷ったみたい。その後一緒に進んだり別れたり。

御殿場の登りでは1BOXに横からバカヤロウと言われたような気がするが、その記憶も遠い夢のよう。別にふらついていたわけじゃないのにね。ポイント71の市役所北の手前辺りで痛恨のミスコース。左折レーンを左に曲がってしまったらしく、疲れた頭ではルート復帰に手間取る。多分永原交差点だからミスコースの距離的には大したことないのだけど、ルートに正しく復帰できたか確信が持てるまでって不安なんだよね。登ってきたのを引き返し、曲がっておそるおそる進むと市役所北交差点に辿り着き一安心。だがここでけっこうな気力を使ってしまったようだ。

しばらくしてHさんと合流したり離れたりしながら進む。R246の区間は車が流れていれば怖いし、渋滞で流れが止まっていればぶつけそうでもっと怖い。俺的に一番きつかったのがこのR246とポイント83〜85の区間。小田原厚木道路の側道とその前までの道が道幅が狭めのわりには交通量が多く、普段ならなんてことは無いのに横を通り過ぎる車が気になって仕方なかった。おいちゃんさんデローザさん達に追いつかれ追い抜かれたり、Hさんに追いつかれたりしなければ、つまり1人で走り続けていたら危なかった。そんな気がする。少なくとも時間内ゴールは無理だったように思える。こういう疲れ切ったときはソロで走るのは良くないようだ。

有料道路側道の終わり際で、おいちゃんさんデローザさんHさんの3人とご一緒させて貰う。でも前をひくと速すぎるらしいですw 気力は尽きているんだけど、脚は残っている&前をひくとやる気が復活するってことなのか? 大人しく後をついていくと、気付いたらHさんがちぎれて姿が見えない。少し待つけどこちらもそう余裕が有るわけではないので走り出す。ポイント90を過ぎ、大通りの喧騒から離れると、なんだろうかこの残念な感じは? あんなに長かった600kmが終わろうとしている。 間もなくゴール! Hさんも少し時間を置いて制限時間内にゴール! 序盤の暑さと終盤の交通状況のきつさが印象に残るブルベだった。麦草峠?涼しかったから、そしてマイペースで登ったから大したことなかったっすよw 往路の富士見峠のほうがよっぽどキツかったぁ

記2007/09/29
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その後(家に帰るまでがブルベ)



コンビニにてゴミ袋輪行用にゴミ袋とビニール紐を購入。再び同じホテルに宿泊。新しいホテルの中を汚すわけにはいかないので自転車を分解し、ゴミ袋4枚に入れるが、丈夫な輪行袋と違ってかなり入れにくい。所々破けそう、ではなく破けてるしw チェックイン後、ホテル近くの吉牛で並2とサラダを購入。晩飯用だったが食欲が無く並を1個しか食べられなかったので残りの1個は朝飯にまわす。帰りの電車に乗っていくために、プンプン匂うTシャツを洗いたかったのだがコインランドリーがずっと使用中(それ以外の未使用の着替えは持っていた)。仕方がないので寝る。文字通り眠りに落ちる。

途中1回目が覚めてコインランドリーをチェックしてみたがやはり使用中だった。ランドリーが最後まで使用できないことを考え、Tシャツだけ風呂場で洗う。突き指のため、いまいち絞りきれないが仕方ない。再度眠りに落ちる。

起床後、輪行のために自転車をひとまとめにしようとビニール紐を使おうとしたが、ハサミを買ってない!タバコを吸わないので焼き切ることもできない!(結局未使用のままホテルに置いてきたw) コンビニへガムテープを買いに行く必要があるのだが、着ていくべきTシャツがまだ乾いていない、ほぼずぶ濡れ。かといってホテル付属のバスローブでの外出はまずいだろう。早く洗濯したいのだが、いつまで経ってもコインランドリーが空かない。結局部屋とコインランドリーを10回以上往復して、洗濯できたのは8:30頃。洗濯終了後、乾燥機が相変わらず使用中だったが、肝心のTシャツは速乾性のものなのでそのまま着てコンビニへ。ガムテープを入手し、より厳重に輪行装備に仕立て始めるがチェックアウトの10:00に間に合わない・・・ 無理を言ってチェックアウトを30分伸ばして頂き何とか形にし、その後ホテルを出てから歩道上で残り作業。ビニール袋8枚とガムテープ一本まるごと使用してなんとか満足できる形になる。こんなに手間がかかったのは、自転車の角でぺらぺらのビニール袋を破らないために至る所を保護したから。コンビニのビニール袋とか、ホテルのメモ用紙とかを自転車の角にあててから、ガムテープで固定。特にチェーンリングがフレームからはみ出している部分は念入りに包装。

輪行袋のように肩ひもが有るわけでもなく、トップチューブを持っての移動は腕が疲れるので休み休みになる。途中でウェストポーチをトップチューブに通してたすきがけにすることを思いつき実行。約10分程ならベルトは切れずに重さに耐えてくれた。

記2007/09/29 更新2007/10/01
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