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記憶を頼りに書く・BRM407青葉300km

前回の青葉200では網状のナップサックに補給食を入れて走っていたが、いちいち肩から降ろさないと中身を取り出せずブルベには不便だったのでウェストバッグを導入。1人でのんびり走る分にはナップサックのままで良かったのだけど、ブルベでは少しでも停止時間を減らす必要があるので。本当は自転車用のジャージが一番なのだけどね。他には、短いバーエンドバーだと上り坂で握りづらいため長めのバーエンドバーに交換し、ゴム軍手をジェルパッド入り自転車用グローブに交換し、タイヤが寿命なため交換し、ホイールをWH-R500へ交換した(これで500gの軽量化らしい)。このホイール交換がなければ完走は難しかったと思う。

今回も行きのみ自走。R357ではなく葛西通りを通ったのは失敗。信号が多すぎだった。今回はR256の陸橋の自転車進入禁止を全て守ってみたのだが、多摩川を渡るところが面倒すぎ。信号でのストップと遠回りにより思ったより時間がかかった。陸橋は路肩が少ないが2車線あるのだから普通に自転車通行可にするか、左車線を自動車通行禁止にして歩道と自転車道を作ればいいのに。

今回のブルベか前回のブルベか忘れたが、出発前に空気を入れられず、スタート地点で空気入れをお借りしてエアーを適正圧にできた。これがなかったら完走できなかったかもしれず、感謝。1人残って空気を入れてからスタートしたためソロスタート。しばらく前回と同じコースなのだが、一カ所コース変更でショートカットするところがあり、そこでのルート確認に少々手間取る。コースのわかりにくい所は集団の後についていると楽なんだよな。

CP1手前あたりの登りカーブでダンプ複数が後から来て急ブレーキ&ふくらんで抜かしていたが、運転席の中でドカッと何かを叩いていた。こちらが複数でなかったらクラクションを鳴らしていたのだろうか? 対向車がいなかったから良かったものの、なんで車道を走るのに自転車の存在を想定してないかなー、プロのくせに。

CP1でおいちゃんさんと初めて話をする。どうやらスタート時より土踏まずでペダルを踏んでいたらしいのだが、それは後で自分も気付きサドルを元に戻した。

牧場峠は一部急勾配の登りがありキツかった。下り坂でアウターにしていたまま登り始め、あわててインナーにしたためチェーンが外れてしまい、これがなかなか直せずにタイムロス。手は真っ黒になったが、よい経験になった。

笹子トンネルまでの道では、ブルベ参加者ではないカップルのローディが流しており、よい指標になった。同じぐらいのスピードで走るチャリがいると追いつこうと気力が出て助かる。クロスバイクでひいこら抜かしたからか、なんか珍しいものを見るような目で観察されたしw

笹子トンネル手前のシークレットポイントではトンネル進入前に尾灯をつけていないことを注意された。ごもっとも。このとき出発前にシークレットポイントに到着していたローディがおり、先行してたはずなのに甲府盆地で追いつかれた。下りではガンガンローディを抜かすことが多く、速さに自信があったので驚いた。が、その後、先をゆずったときのロケットスタートを見て納得。あっというまに視界から消えた。40km/hぐらい出ていたのではないかと思われる。超速い人だった。

甲府をすぎて南へルート変更してからは強い向かい風。ここはいつもこうらしい。コンビニ休憩中のおいちゃんさんとhiroさんを抜かすがすぐに捕まり追い越される。これ幸いに後につかせてもらうが、強い向かい風の中を28km/h巡航しており程なくちぎれる。バテた後は20km/hほどでしか進めずなんとか次のCPへ。そこでhiroさんに後をつかせてもらった礼を言うと、「私の後は走りやすいと評判なのです」とか言っていて面白い人だと思ったw

ハードルートなためかこの頃からか食欲がなくなり、また遅さを休憩時間の短さでカバーするため、補給食はウィダーインゼリー一辺倒w。CPで3個、途中で2個といった感じになり、食費が大変なことになった。300kmブルベなのに食費が1万越えてるしw

本栖道の登りは果てしなく長かった。2時間のえんえんと登り続けるとか今回初体験だしw そのうちポツポツと雨が降り出す。天気予報では降水確率が10%であり、また登りで足つきしたくないためそのまま登り続けたのが失敗。そのうち雨脚が強くなりびしょ濡れになっては後の祭り。真っ暗になり、本栖道最後のトンネル内にてやっと寒さに震えながら雨具を装備。この後5時間近く雨が続き、いきなり寒さがきつくなった。予備用に持ってきていたフリースとゴム軍手が役に立った。これらが無ければDNFになっていたと思う。ちなみにゴム軍手はゴム側を下にしてグリップを握ると滑って困った。軍手のゴムとグリップのゴムが水分で滑ってしまうようだ。結局軍手の左右を交換し、綿側を下にしてグリップを握った。後日、革軍手だと雨でも滑らないことを発見した。革は優秀。

途中、PCでは無いコンビニにみんな避難していたのは面白かった。雨具や軍手や靴下やみんないろいろ買いまくりw 自分もズボンの雨具を購入。しかし雨具のズボンでは漕ぎづらく、途中で濡れるのもかまわず脱いでしまった。これもまた良い経験。厚着をしてもやはり寒く、途中の自販機のホットコーヒーは実にありがたい。

山中湖から山伏トンネルまでの登りは前回よりは短く感じられた。道志道の下りは今回は真っ暗でなかなか怖い。安いライトでは夜道が見づらいため強力なライトが必要だなと思った。長い下りが実に寒かった。最後のCPを越えるとそのうち深夜になり静まり帰った街中を走る。迷わないように道をよく確認したいのだが、キューシートが見えづらく困った。いちいち街灯の下で立ち止まってルートを確認するのでは不便なので、ヘッドランプの必要性も感じた。後日EL-520とヘッドライト代わりの猫目の白LEDを購入。

ゴール後、ジョナサンにてしっかりメシを食って仮眠。その後無謀にも自走帰宅を試みる。だがしかし消耗しきっており、眠いこともありなかなか距離が稼げない。眠くてボーっとしていたため、川崎あたりの交差点で赤信号を渡り終えてからそのことに気付き冷や汗をかく始末。暖かくなって眠さが増す中を、まぶしい逆光に正対して東へ進むのはこれ以上は無理だと判断。迷いながらなんとか東京駅にたどり着きそこから輪行により帰宅。

記2007/12/31 更新2008/1/6
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